10/16 税理士さんに記事を見ていただき、所得控除の内訳などを細かく解説して、記事を再アップいたしました。サラリーマンの方で、確定申告されずに年末調整だけの方には、慣れていないと思いますので、こちらをご参考に。
先日から、私学の先生が訪問され、「私立高校授業料無償化」の宣伝がスタートされました。
また、19年9月にお世話になっているタウン誌の「you四日市」さんでも特集され、四日市メリノール学院広報部長の方も解説されています。(電子版169号の10ページ目です。スマホでは大変読みづらいですよね。2度ほど直すように伝えていますが・・・)
そこの記事を引用すると、大きなポイントは
- 就学支援金の「上限引き上げ」
- 判断基準を保護者等の地方税の「所得割額」から「課税所得」に変更
個人的に気になったのは、その通りですが、高専に関しては4、5年生は制度の対象外であることです。(実質高校3年間)
今年は特に三重県の私学でも受験の変更点が多いので、大変です ( ´Д`)y━・~~
「私立高等学校の授業料の実質無償化」
について、調べ推測しました。
文科省のホームページに詳細が書いてありますが、リーフレットが大変分かりにくいです。
最初この上のリーフレットを見たときに、ほんとう?と思いましたが、
本当らしいです。
気になったのは、課税所得590万以下の計算方法
リーフレットにはまず「年収目安590万(注)」と書いてありますが、
さらにその下に「保護者等の課税所得を基準」と書いてあります。
590万以下の方は、私立高校の授業料が実質無償化になりました。
年収と課税所得は一緒ではないような気がします・・・
上記の表は国税庁から持ってきました。
左端から、給与収入(年間収入)と書いてあり、これが一般的な年収ではないかと思います。
左から二番目の「給与所得の金額」は少し馴染みがないと思いますが、給与所得控除を引いた額です。
そして、真ん中にあるのが「課税所得の金額」が、再度下のリーフレット抜粋の「課税所得」となるのではと普通は思います。
源泉徴収票で確認します。
上の源泉徴収票の場合(財務省の資料)
年収が500万です。
給与所得向上を引いた「給与所得の金額」が346万
所得控除額222万を引いた124万が課税所得となります。(これが590万未満は無料)
所得控除額が222万が分からない方が多いと思います。
所得控除額が222万の内訳
配偶者控除が38万(奥さんの年収が150万以下である)
扶養控除の数でその他2名 (18歳以下の子ども一人につき38万)で、76万
社会保険で60万
生命保険で10万
自分の分で、基礎控除38万円です。
参考までに所得税の計算方法
課税所得がわかれば、その金額を入れるだけで、控除額も自動で引いてくれます。
課税所得が124万の場合、所属税額が62,000円ですが、財務省の源泉徴収票は63,300となっています。
差額は、復興特別所得税だと思います。(2037年まで)
サラリーマンの方は、毎月所得税が給与から天引きされています。
その合計と、年末に各種上記の控除をした本当の合計額を計算して、差額を返金したり、足りない場合は徴収したりします。(大体は控除が多いので、返金で次月に調整されます。)
自営業の方は、普段給与という形態はないので、
年末調整をせずに、確定申告で一気に計算納付となります。
課税所得は、所得控除で調整可能です。
私は税金の専門家ではないので、細かくはかけませんが
所得控除額をiDeCoやふるさと納税、保険料などで増やして、
課税所得を減らすことができます。
参考記事
夫婦合わせての課税所得です。まぁまぁややこしいですね。
税理士さんがいたら、ぜひ相談を。
法人経営者や自営業の方は税理士さんがいると思うので、絶対に相談して
うまく子どもの高校3年間は調整できるかもしれません。
サラリーマンの方で、税理士紹介して欲しい場合は、一度ご連絡ください。
学費が1年間30万円*3年=90万円の節約になります。
課税所得が591万で1万円でもオーバすれば、約12万*3=36万の支給となり、64万円の損です。
2020年の高1、高2、高3全てに関係すると書いてあります。
現在 高1、高2で私立高校に通っている、私立中に通っている方も重要です。
色々調べていく中で、参考になった記事
少子化の影響で、私学も塾も色々工夫をしています。
今回の無償化の発表は、私学にとって非常にチャンスだと思います。
三重県の私学協会で発表されていたらいいのですが、
2019/07/09時点では発表されていません。
私立高校で発表されているかなぁと調べましたが、見つかりませんでした。
暁高校のページに新しくなる前の制度が載っていて分かりやすいです。
参考記事 19/1/18 追加
匿名の読者の方から、参考記事をいただきました。
下記サイトをご確認下さい。
私立高校授業料無償化に関しては、当方も当事者でありずっと気にしてチェックをしていました。ぜひともご確認下さい。
2019年度の住民税は2018年1月~12月の収入をもとに、2019年6月ごろ決定・通知されます。
2020年4月に入学してすぐ、高校を通して就学支援金の申請をすると思うのですが、その段階で手元にある最新の住民税決定通知書が2019年度分。
その所得割の金額で決まるということですね。
匿名様 ありがとうございました。私が記事を書いた時より、「都道府県ごと」の支援制度も決まっているそうです。
実際に息子が高1で当事者でないので、情報が入ってきません。
大変勉強になりました。(今年の中3生・・・私立専願が多いような気がします。)
私立高校授業料無償化による私の4つの推測
1.私立高校に進学しても、通塾がしやすくなる
従来 高校受験で最終的に私立高校に通うときに、生徒が塾を続けたくても
保護者が「私立に通うので、授業料が・・・」と言われると、なかなか無理して塾に継続して通って欲しいと言いにくい現状でした。
しかし、私立高校授業料無償化になれば、公立高校と同じような条件なので、継続できるのではないかと思います。
「脱線」私の考えは、私立高校だから塾はいらないというのはおかしいと思います。
塾に行けなくてもいい高校は、県のトップ私立で、その集団の中でトップクラスに入っている生徒だけだと思います。
補習ばかりで、物理的に塾に行けないという学校も一部ありますが、補習は集団教育で行われているので、効果は個別指導やむしろ自分で勉強するより非効率な部分もあります。
とある私立高校では、入学者の多くが公立高校の受験を失敗して入学して来ます。
大学受験で失敗を恐れるのを防ぐために、ほとんど推薦入試で合格させると言っていました。
推薦入試で合格させるためには、「高校の評定平均値」が重要で、高1〜高31学期までのテストが重要です。部活している生徒は、より効率よく勉強するために、通塾も必要だと思います。
そのような考えで、元々私立高校も通塾が必要だと思っている私にとって、
「私立高校授業料無償化」は生徒の将来にとっていい話だと思います。
2.私立高校専願による学力の低下の危険性がある
このニュースを職員に伝えたとき、「塾を早く辞めてしまいますね」という話になりました。
1と全く逆のことで盲点でした。(素晴らしい意見ありがとうございました。)
「私立高校授業料無償化」になれば、3月の公立高校を受験せず、2月で私立専願をする方法が取れます。
そうなると、塾を1月末や2月末で退塾し、高校入学まで遊ぶ生徒もいるでしょう。
塾代もかからないですし、私立専願はかなり安全パイなので、親子ともに精神的にも安心。
つまり、安心・安全・経済的の3つが揃っています。
ただ、個人的には高校進学後
- 授業についていけない、ついていく気がない
- 大学進学も推薦で安全パイ
- 就職、仕事なども安全パイ
など小さいときにチャレンジ精神を養わないと大人になってチャレンジが難しいです。
もしくは、保護者が敷いた安全ルートのせいで、自己責任感がなく、大人になっても自立できない世間で話題の人になる可能性もあります。
安全パイ=銀行に預金をしている状態で、今はまだいいですが、
大人になるときにどうなるか分かりません。(年金2000万問題など)
三重県は昔から裕福なので、どうしても安全パイで大丈夫ですが、そのせいで戦国時代ではあっと言う間に支配されました。今現在も戦争はありませんが、他県の企業がどんどん三重県の企業を滅ぼしています。
(脱線しすぎました。)
3.公立高校の志望校がチャレンジになる?
2の「私立高校専願による学力の低下の危険性がある」と逆の方向です。
私立高校に入学しても、授業料無償化と言うことは、
今で言えば特待生みたいなものです(笑)
公立高校をチャレンジして受験することができます。
そうなると、上位校の倍率が少しずつ上がってくる可能性もあります。
ただ、上位校の方が所得が高い可能性があるので、授業料無償化の恩恵は預かりにくいので、あまり上位の倍率は変わらない可能性も。
各私立高校はその辺りも計算して、募集するコースなどを考えていると思うのですが、まだその情報は入ってこないので、私のように推測して予想するぐらいしかできません。
ただ、公立高校への入学者数は減る可能性があり、公立高校の募集人数がさらに減ったり、
無くなる公立高校も出てくるかもしれません。
脱線しますが、公立高校の良いところは「転勤があるので、いい先生が来られる場合があります。」校長先生が変わるだけで、4〜5年間いい高校になるところもあります。(もちろん逆も)私立高校は良いも悪いも、ずっと同じ先生です。良い体制で進んでいるところは、10年20年伸びますが、その逆もあります。どんどん悪くなります。
4.あまり変わらない
「私立高校授業料無償化」のニュースは、結局今の受験生にどれぐらい伝わるかだと思います。
このことを伝えられるのは
- 学校の先生 早速7月の三者懇談で話はあるでしょうか?
(多分、7月の三者懇談では志望校の話はほとんどないはずです。どこ受けても大丈夫。12月には厳しいなど急に言われる場合が多いです。) - 私立高校の先生の営業 (学校、塾、オープンキャンパスなど)
- 塾の先生の営業 (懇談の無い塾もあると聞きます。)
特にこれから消費税増税があるので、むしろ安全パイな公立高校受験になる傾向があります。
今年の受験はまだ影響が少ない? 現在の中2の時には増税影響があり、安全パイ受験となりますが、私立高校授業料無償化を知っていれば、公立校をチャレンジすることができ、より上位校に合格できる可能性もあります。
今年は多分「あまり変わらない」が一番の予測です。
しかし、あまり変わらない時が何でもチャンスです。
少々のリスクを取っていくことが重要です。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
英語の面白い画像がいっぱいあったので、張りすぎましたが、いかがでしたか?
不可能を可能にする男と言えば・・・
不可能を可能にする男(ふかのうをかのうにするおとこ)は、非常に優れた能力を持ち、常人あるいは常識的には不可能と考えられる事柄を実現することの出来る人物(男性)に対しての表現である。
具体的な由来を示すことは困難であるが、日本に於いては『スパイ大作戦』(原題:”Mission:Impossible”)などのように外国文学の訳文によって普及したと言われている。
以下に創作上ではあるが「不可能を可能にする男」の異名を持つ人物を挙げる。
- ムウ・ラ・フラガ – 日本のテレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の人物。
- ソリッド・スネーク – ステルスゲーム(アクションゲーム)の『メタルギア』シリーズの主役。
- 婆裸夢遊~不可能を可能にする男~(ex.015) – ジャズインストバンド:PE’Zのタイアップ。
- 銀狼怪奇ファイル 主人公銀狼の口癖。
- 猿谷猿丸 – 漫画プロゴルファー猿の主人公。敵対するミスターXにこう呼ばれたことがある。
- 遠山金次 – 小説緋弾のアリアの主人公。第13巻にて。
一番わかるのは、メルギアのソリッドスネークです。
当時生徒と盛り上がりましたね。