教室長吉川より一言
今年度、中学3年生で鈴鹿高専を受験する塾生もいます。ガンバレ!
合格目安の得点を意識して、2学期期末テストが終わったらすぐに高専の過去問を3〜5年分取り組んでみましょう。
過去問をしたあとが本当の勉強のスタートです。
答え合わせをするだけでなく、まちがえた問題が所属する単元・分野をまとめて見直し、解き直しすることが大切です。
復習後は、類題を入試レベルの問題集で再度挑戦するという流れを、入試日まで繰り返してくださいね。
富田教室・川越富洲原教室・四日市ときわ教室 進路アドバイザーより
今回は、塾対象説明会を開催された鈴鹿高専を特集します。説明会は台風で延期されました。
(1)トピックス
・入試では、昨年より傾斜配点にし、調査書も点数化している。
・博士号を持った教員が指導・研究している。
・日本技術者教育認定機構(JABEE)認定校
・第2種電気主任技術者認定校
・5年で卒業しているのは8割強。
→1年留年していても就職には影響していない。
・1000人を超える学生のうち、約260名が女子。
→女性教員も多く在籍
・海外への研修旅行あり。
・外国人講師による少人数英語教育の実施。
(2)5つの学科
機械工学科
・機械設計に必要な理論や演習だけでなく、コンピュータを用いた最先端の設計技術や加工技術も学ぶ。
・ロボットを設計、製作する実践的なものづくりの授業もある。
電気電子工学科
・電力供給や鉄道などのインフラから、スマートフォンやデジタル家電など、さまざまな電気電子製品の設計・生産をはじめ、機械・化学・食品・IT産業などの分野で活躍できる電気電子技術者を目指せます。
・第2種電気主任技術者認定対象学科。
電子情報工学科
・「電子」「情報」「通信」「制御」の知識と技術をバランスよく学びコンピュータ社会の様々な分野での活躍を目指します。
・ソフトウェアがわかる電子技術者、ハードウェアがわかる情報技術者を目指します。
生物応用化学科
・分析化学、有機化学、物理化学、生物化学などの知識や基礎理論を学ぶ。
・工業化学を学ぶ「応用化学コース」とバイオテクノロジーを学ぶ「生物化学コース」がある。
材料工学科
・「材料」について学ぶ学科
・金属、セラミックス、プラスチックなどの性質から、新素材の開発に必要な知識や技術を本格的に学ぶことができる。
・4年生以上では、水素エネルギー材料、航空宇宙材料、蛍光ガラス材料、環境調和材料などの最先端の材料の研究も行う。
教養教育
・低学年時を中心に、普通科の高校で学ぶような科目を学習します。
・特に数学と物理は、専門科目を学ぶ上で不可欠なので、普通科の高校よりも速いペースで授業が進みます。
(3)進路
・就職 約6割 学校推薦での就職活動
・進学 約4割 鈴鹿高専専攻科や国公立大学(3年次編入)が多い。
(4)入試
・倍率 おおむね2倍から3.5倍程度
・ボーダーライン
→推薦 おおむね60~70%程度
→学力 おおむね60~70%程度
※入試情報は鈴鹿高専のホームページにて複数年分公開されています。
(5)さいごに
鈴鹿高専は全国の国立高専の中でも歴史のある高専です。
しかし、大学とも引けを取らない研究設備を備えています。
早期から専門科目も学べます。
進学・就職に関しても、高専は評価されているので、有利に進められるということです。
学費に関しても、専攻科まで進んでも、公立高校と国立大学の学費よりも安く済みます。
また、大学進学(3年次編入)する場合でも、2科目程度の編入学試験になるため、センター試験(大学入学共通テスト)を受ける必要がないので、入試の準備の負担が少なく研究活動ができます。
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