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東海・北陸地区 国公立大学説明会2016秋

川越富洲原教室 教室長代理です。

2016年10月上旬の進路コラムを復旧します。

今回の進路コラムは、大学展(9月18日・四日市会場)(9月24日・25日・名古屋会場)および、国立12大学合同進学説明会(9月25日)を特集します。

大学展四日市会場は、私立大学の個別相談のみでしたが、大学展名古屋会場(ウインクあいち)は、国公立大の入試説明会や入試に向けての講演会もありました。

国立12大学合同進学説明会は、大学説明会と個別相談会が行われていました。日程が重なっている部分もありましたので、話を聞けたところを中心に書いていきます。

 

(1)名古屋工業大学

おなじみのアドミッションオフィス長(学長特別補佐)である教授の講演でした。主に、理系の学部学科選びがメインでした。2次の配点が高いので、2次逆転が狙える大学です。例年の2次試験の数学では、数Ⅲが半分以上を占めるようです。公式の使い方に慣れておきましょう。6年一貫の創造工学教育課程のほうが、偏差値は低めだったようです。開設されたばかりの課程なので、今後が楽しみなところです。

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(2)愛知教育大学

今回もおなじみの入試課副課長さんと話せました。大規模教育大学の一つということで、教育大学の中では、教員採用数1位となっています。新年度より、現代学芸課程(いわゆる0免課程)が廃止され、教育支援専門職養成課程が新設されます。スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・学校事務職員の養成が主な目的となります。教員免許は取得できませんが、心理系や福祉系の学科で取得が目指せる「臨床心理士・公認心理師・社会福祉士」など資格取得を目指せる課程となっています。(資格により大学院進学や国家試験の受験が必要。)

また、教員養成課程の中に、生活科専修と日本語教育専修が新設されます。

愛知教育大学ホームページはこちら

 

 

(3)三重大学

生物資源学部の改組が行われます。生物圏生命科学科(100名)が2つの学科に分かれます、「生物生命化学科」(80名)と「海洋生物資源学科」(40名)になります。定員増に伴い、人文学部の定員が減員となります。

生物生命科学科

→生命機能化学教育コースと海洋生命分子化学教育コースの2コースが設置されます。生物資源の有効利用に寄与する、バイオサイエンスやバイオテクノロジーについて学びます。

海洋生物資源学科

→海洋生態系の保全や養殖技術などを学ぶコースです。農学分野における三重大学の特徴でもある「水産」に関するコースです。実習船も持っています。

2016年3月卒業生の就職率は98.9%。

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(4)名古屋市立大学

医学部・看護学部・薬学部の3つがそろっている数少ない大学の一つです。教員1名に対して学生10.6人の割合で教育が行われています。国から支給される研究費ランキングは、公立大学の中で第4位である。県内唯一となる「臨床シミュレーションセンター」(医療関係者向けの研修所のようなもの)がある。

・薬学部の夏のオープンキャンパスは、すぐに定員になり申し込み終了となる。

・薬剤師国家試験の合格率は92.9%。

・看護師国家試験の合格率は98.7%。

・経済学部では、日本航空や旅行会社などと連携した講義もある。

センター試験において、「地学」が選べなくなるなどの変更があるので、入試要項に注意が必要。

2016年3月卒業生の就職率は99.5%。

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(5)愛知県立大学

入試広報室長である教授の講演でした。募集定員の振り分けで、昨年から変更有り。一般入試の一部(変更する学科で各5名前後)を推薦入試に変更している。昨年度の合格者平均点は、一般的な国公立大学並みで、センター試験で70~75%前後、二次では60%前後(学科により差がある)程度となっていた。29年度入試では、外国語学部と看護学部で全国枠の推薦入試がある。他の学部は、推薦入試があっても愛知県内枠のみとなる。

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(6)静岡大学

今年度他大学のアドミッションセンターから移籍された准教授の講演でした。個別にも話してきました。(前大学の時にもお話しています。)昨年、大きな改組があったこともあり、今年の変更点は少ない。募集定員も一部の学科で、前期・後期・推薦の入試区分間で一部振り分けを変更している程度の変更である。ただし、工学部はすべての学科で配点・科目などの変更がある。地域創造学環という融合コースもあるので、学びたい内容に合うのがどの学科かを相談会で確認したほうがいいでしょう。

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(7)静岡文化芸術大学

①文化政策学部

国際文化学科

→異文化を理解し、国際的にコミュニケートできる人材を養成。

文化政策学科

→政策・経営・情報の視点から新たな人間と社会のあり方を探求できる人材を養成。

芸術文化学科

→芸術とそれをとりまく社会について理解し、芸術の持つ力を現代社会で活かすことのできる人材を養成。

②デザイン学部 デザイン学科

・デザインフィロソフィー領域

→歴史・文化・科学などを踏まえたデザインの研究など

・プロダクト領域

→より良い社会、心豊かな暮らしのために人々の生活と環境を見据えて、新しい、魅力ある価値を持ったモノ・コトを創出し、産業を通じて具現化する人材の育成。

・ビジュアルサウンド領域

→情報分野とデザインを融合させたデザインを生み出す人材の育成。

建築環境領域

→建築を中心に幅広い設計の応用力を養う。環境にも配慮した生活空間を創造する人材の育成。

・インタラクション領域

→製品やサービスを通して実現される「人と環境との相互作用」について体験、考察を行い、よりよい経験や人とのつながりを創造できるデザイナーを育成。

③入試

入試室長の講演だったので、データ面で具体的な話もありましたが、ホームページには、要点だけ書きます。以下の力を鍛えておきましょう。

・国語・・・論述力(100字や200字)

・英語・・・英作文(150~200語)

・数学・・・数学的思考 (青チャートレベル)

・デッサン・・・サイズに注意

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(8)福井大学

久しぶりにアドミッションセンターの入試企画部門長である教授と話せました。合格者平均点は、センター試験で60~70%2次試験で45~75%程度(学科により差がある。)国立大学ではありますが、しっかりと手をかけた指導をすすめていく方針のようです。工学部の一般入試前期は名古屋で受験できる。

 

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