川越富洲原教室 教室長代理(進路アドバイザー)です。
今回の進路コラムは、東京12大学フェアでの大学紹介を特集します。前編と後編の2回に分けて掲載します。
複数の大学で、英語の外部試験が導入されていたり、国際学生寮をつくるという話があったりしました。
また、東京の大学は、募集定員の厳格化の影響で、合格者数を減らさざるをえない状況です。
東京の大学は、先進的な取り組みをしていることが多いので、数年後には東海地区でも導入されていくものもあります。
(1)青山学院大学
①入試
・一般入試の全学部日程の一部で併願が可能に。
・英語は時間が長く、配点も高い。
・(大学で必要な)読解力や記述力を見る試験になっている。
・1点で30位ほど変わることもある。
・名古屋試験場あり。
②トピックス
・青山スタンダード(一般教養科目のようなもの)
→他大学では受講できない科目も開講されている。
・英語に力を入れている。
・自主学習方式で情報スキルを身に付けさせている。
・チャットルームの設置(外国語を使う部屋)
・国際学生寮を持っている。
・関東以外の地域出身者向けの奨学金がある。
・進路決定率 93.6% (2017年3月卒業生)
③設置学部
文学部、教育人間学部、経済学部、法学部、経営学部、国際政治学部、総合文化政策学部、理工学部、社会情報学部、地球社会共生学部
(2)慶応義塾大学
①入試
・学部により特色ある推薦・AO入試をしている。
・センター試験を利用した入試はない。
②トピックス
・教員1人につき、学生15名の割合。
・関東以外の出身者向けの奨学金がある。
・英語による講義が拡充。
・2年次か3年次にキャンパス移動がある。
・国際学生寮がある。
・科学研究費は私立大学で1位
③設置学部
文学部、経済学部、法学部、商学部、医学部、理工学部、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部、薬学部
(3)國學院大學
①入試
・一般入試(A日程)において、文学部・経済学部の一部で併願が可能に。
・一般入試(B日程)において、文学部・経済学部の一部で外部英語試験のスコアが利用可能に。
②トピックス
・共通教育プログラム始動。
→学部の枠を越えた幅広い学びを実現
・特別支援学校教諭免許が取得可能に。
→「教職の國學院」と言われるくらい教職を目指す学生が多い。
③設置学部
文学部、神道文化学部、法学部、経済学部、人間開発学部
(4)上智大学
①入試
・文系学部の選択科目の試験時間を60分から90分に変更
・一般入試(TEAP利用型)
→英語の試験が免除となる。(出願基準としてTEAPを利用)
・偏差値化して合否判定
②トピックス
・文学部 横断型人文学プログラム
・経済学部 経済学特修英語プログラム
・理工学部 理工融合のプログラム
・専門分野を英語で学ぶ
・外国語は22言語から選択。
・他学部履修が可能(卒業単位として活用できる)
・就職率97%
③設置学部
神学部、文学部、総合人間学部、法学部、経済学部、外国語学部、総合グローバル学部、国際教養学部、理工学部
(5)専修大学
①入試
・スカラシップ入学試験の募集人員を増加
→60名から100名以内に変更(基準点あり)
・一般入試で利用できる英検の基準スコアに「CSE2.0スコア」を追加
・一般入試にて利用できる試験に「TEAP CBT」を追加
・人間社会学部社会学科のセンター利用前期入試において「漢文」を除外
・文学部英語英米文学科のセンター利用後期入試において7科目から4科目へ変更
②トピックス
・関東以外の出身者向け奨学金あり。
・2020年に商学部は神田キャンパスへ
③設置学部
経済学部、法学部、経営学部、商学部、文学部、人間科学部、ネットワーク情報学部
(6)中央大学
①入試
・統一入試・・・学部共通問題で実施。1日で複数学部を出願可能。
・一般入試・・・学部ごとの入試。名古屋会場あり。
・英語外部試験利用入試あり
・センター利用・併用入試あり
・推薦入試などもあり
※学部により、実施しない方式もあります。
②トピックス
・学部横断型プログラムあり。
→「環境」「ジャーナリズム」「国際協力」「スポーツ・健康科学」「地域・公共マネジメント」の5つのプログラムがある。
・文部科学省の「経済社会の発展をけん引するグローバル人材育成支援事業」採択。
・難関国家試験で全国トップクラスの合格実績
・就職決定率97.9%
・他学部履修制度あり。
③設置学部
法学部、経済学部、商学部、理工学部、文学部、総合政策学部
前編はここまでとします。後編では、残りの6大学を掲載します。