以前富洲原のホームページで私が書いた記事の再編集版です。
人気があるために復活します。
2017/03/09 18:18 公開します。
(後テキストの色をつけたら完成なのですが、立て込んでいて)
この記事を読んでいただきたい方
- 高校受験をまさに迎えようとしている新高1の保護者様
- 特に今後大学入試を考えている方(ご兄弟で初めてなど)
高校入試と比べて、大学入試は受験方式が複雑です。
例えると、生命保険の商品並み!?
(説明している本人たちもいまいち分かっていない・・・、それだけ保険商品は本来複雑な数学の計算式で作られています。)
大学の募集要項もかなり分かりにくいです。
しかし、大学受験の募集要項は大学からのラブレターで小学校の計算で分かります。
(例 三重大学の募集要項91ページあります。)
ラブレターと例えたのは
- 大学側から○○さんへ○○方式という受かりやすい方法があるよとメッセージが込められています。
さすがにダイレクトに書いていないですが、大学から頂いたデータを元に
その暗号を解読すると、合格しやすい方法がわかります。
大学受験に学校の成績が必要でしょうか?
答えは「必要だけど、必要じゃない生徒もいる」という分かりにくい答えになります。
上の資料は昨日教務主任に作ってもらった「公募推薦入試の出願基準です。」
かなり複雑なので全てをまとめることができませんが、一例を記入しました。
愛知大学の専願は評定平均値が3.5以上というのが、一つ参考値になると思います。(2014年時)
※自分の評定平均値が分からないと方がかなり多くいます。
また、専願・併願の違いも分からない場合ががあります。
- 専願ーーー合格したら他を受けられない (公募にも専願があります。(特定の私大、国公立)AOも専願が多い)
- 併願ーーー合格しても他を受けられる(ほとんどの私大)
ラブレターと例えましたが、専願は結婚と同じで一人の方としか日本では結婚できません。
併願は例えが悪すぎますが、お付き合い(友達以上恋人未満も含む)は何人としても法律上は問題ないです。
評定平均ってなに???
下記リンクが非常にわかりやすいです。
情報源: 推薦入試(私立大学・国立大学・短期大学) | 高校生のための進学ガイド | マイナビ進学
高校によって、70点以上が4など決まりがあります。
評定計算の埋め込みーーーうまく表示に成功しているといいのですが・・・・
本当は埋め込んで、自分の平均値を入れたり、ダウロードできるといいと思うのですが、
スキル不足というより調べる時間不足です。
川越高校以上の生徒で考えてみると・・・・
全体の評定平均値が4以上ある生徒にとっては愛知大学の専願は微妙かもしれません。
(学校の先生にも国公立を受験しろと反対される可能性もあります)
しかし、3.5ぐらいだと国立の合格がかなり厳しい状態です。
また、一般受験で愛知大学合格も厳しい可能性もあります。
そうなると、愛知大学より下の大学に行く可能性が出てきます。
そうならないように、愛知大学を専願で受験する方法もあります。
また、中京大学も平均で3.0かつ、心理学部なら英語か数学のどちらかが3.5以上必要です。併願の場合、現代文、英語の試験など科目の負担も少ないので、社会が苦手な生徒も一つ合格できる方法かもしれません。
一般入試で受験する場合は、学校の成績は必要ありません。
国公立の多くも学校の成績は推薦入試のみで必要です。
多くは4.0や4.3などが必要です。
まとめ
- 学校の定期テストで順位が取れず、3.5や3.0の付近の生徒は、国公立を合格の可能性が低いので、私立大学進学になります。
- 私立大学進学の際は、公募推薦での受験にチャンスがあります。そうすると、学校の成績が必要になる。
- 国公立を受ける生徒は、学校の成績で4近く必要。
- しかし、国公立の推薦で評定が必要なのはわずか少数の生徒。
- 一般入試では必要ない。
なぜ、この記事を今出したかというと
高校3年生の問い合わせが6月ぐらいに毎年重なります。(部活の引退)
評定平均値が4近くの生徒は、国公立狙いのため特に大きな問題はありません。
しかし、以下の生徒は注意が必要で、残念な問い合わせがあります。
- 評定平均値が3前後
- 私立大学で志望校が決まっている
この場合は、志望大学の入試制度を調べないといけません。
とある例を書きます。
定員100名です。
- 公募推薦で40名
- センター利用で20名
- 前期入試で30名
- 後期で10名
募集する大学があるとします。
また、公募推薦で評定平均値が3.5以上で専願とあるとしましょう。
その場合、お子様の評定平均値が3.5以上ありその大学を第1志望としていた場合、11月に合格できる可能性が十分高いです。受験指導としても、そこに焦点を当てます。
しかし、高校3年生の時期に評定平均値が3.0ぐらいで上記を志望しても、残り1学期で3.5以上に上げるのはかなり難しいです。
(簡易的な計算方法にしています。)
高1 | 高2 |
高31学期 (中間と期末) |
入試に使う 評定平均値 |
3.0 | 3.5 | 3.7 |
(3.0+3.5+3.7)/3 =10.2/3 =3.4 |
このケースだと、3.5にわずか0.1足りません。
もちろん一般入試で頑張ればいいのですが、残念として言いようがありません。
一度どれぐらい必要か逆算して考えてみましょう。
(高校によって算定基準が少し違うので、正式には学校の担任の先生に聞きましょう)
3.5必要なら、3.5×3年=3年間で10.5必要になります。
1年のとき4.2なら、10.5-4.2=6.3を2年、3年の1学期で必要になります。平均3.15ぐらいで
目標到達できます。
こうなると、1年の成績が大事になります。
例では3.0,3.5.3.7と増えていますが、多くは学年が上がるにつれて下がる場合があります。(勉強が難しくなるので)
新高校1年生はこの春出された学校の宿題の取り組みですべて決まります。
学校の宿題が少ない=周りの塾に通っている生徒は予習を進めてきます。
なぜかというと、大学受験で必要なことは決まっています。
それをいかに先取りするかです。
あなたの高校の春の宿題が少ない=大学受験のスタートに遅れているということです。
例年多い高校でも意外と数学の担当が変更し、少なくなった場合もあります。
※今回も長くなり、分かりにくくなりました。
これが面談だと五感を使って、5分ぐらいで説明できます。
不安な方はぜひご相談ください。
(特に自分の志望校の入試制度が分からない、自分の評定平均値が分からない方は危険です。)
おまけ・・・・よく耳にする話
よくカフェで聴こえてきそうなのは・・・・
「国公立大学は推薦ないんでしょ・・・・学校の先生がそんなことおっしゃってらしたよ」
(わざと、変な三重弁?敬語で)
三重大も公募推薦入試もAO入試もありますよ。
その資料のダウンロードです。(毎年更新できないので、必ず毎年自分で確認してください。)
本当なら、ブログの感想を書いてくれたらダウンロードとかにしたいのですが、
まだ勉強不足で。パスワードなしでダウンロードにしておきます。
三重大学推薦基準 (39 ダウンロード )
※2018/02/21追記
2016年ぐらいから、公立高校でも「国公立大学の推薦入試」をかなり推してきます。
その理由の一つは、「推薦入試でないと国公立に合格できなくなってきた」ということです。
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