川越富洲原教室 教室長代理(進路アドバイザー)です。

今回は、2016年6月末頃の進路コラムを復旧します。

 

後編では、国際交流を図ったり、外国語を活用したりする学生寮の取り組みについて掲載します。

 

(1)学生寮でのプチ留学

留学生と日本人学生が一緒に住む学生寮では、使用言語の制限を設けて、語学力を磨くことができるようにしているところもあります。「外国語専用エリア」と「日本語専用エリア」を設けることにより、日本人は外国語の会話力をつけ、留学生は、日本語の会話力をつけられるようにしています。

 

また、4人1室など、複数名で1室を使用する寮であれば、留学生を混ぜたり、学年を混在させたりするなどして、国際交流を図れるようにしているケースもあります。

 

 

(2)RA制度

RAとは、「レジデント・アシスタント」や「レジデント・アドバイザー」の略称で、寮生の相談役のことです。上級生がRAになります。一部の大学では、このような制度を用いて、リーダー育成も行われています。RAになるには、厳しい選考を行うところもあります。海外留学を経験した学生だと、留学した時に、RAにお世話になったので、今度は、後輩のためにRAになりたいという学生もいるようです。

 

 

(3)近年開設された学生寮の例

①早稲田大学

2014年に開設された「国際学生寮WISH」では、ワンルームの個室で、ベッド・机・冷蔵庫・エアコン付き。留学生と日本人学生、学年や学部がばらばらになるように部屋割りされている。リビングや洗面所は4人1組で共有する。入寮には、入寮の希望理由や将来についての作文をもとにした選考がある。グローバルリーダーの育成を目的として、校友会から寄付が継続的に投入されている。週1回参加が義務付けられている教育プログラムがあり、企業の課題について討論したり、英語での主張のしかたを学んだりするなど、社会人としての基礎力を磨く。

 

②芝浦工業大学

全国に先駆けて、「国際学生寮」を開設した。食事はつかない。RA制度などの運営ノウハウも蓄積してきている。また、新たに男子寮も開設した。こちらは、ワンルームで食事つき。大手メーカーの独身寮を改修した。男子寮にもRAが入居している。

 

大学としては、「共同生活の経験が減っている中で、社会で必要なコミュニケーション力や人間力を養い、規則正しい生活を身につけてほしい。」としている。

 

 

③グローバル化を進める大学

国内外から優秀な学生を集めることが課題となっている。そこで、慶応大学・東京大学・明治大学も国際学生寮の新設計画を進めています。寮を整備したくても予算面で、難しい大学もあるようです。

 

 

(4)今どきの学生寮のキーワード

学生集めの1つの手段となっている学生寮には3つのキーワードがある。

 

①コミュニケーション支援

→共同生活を通して、社会で必要なコミュニケーション能力を高める。

 

②教育寮

→語学力や社会に出てから必要な力を身につける場。

 

③国際化

→留学生と一緒に生活することで、国際的なリーダーを育成する。

 

 

 

学生寮も進化しています。大学選びのポイントの一つとして考えてみてもいいのではないでしょうか。

 

 

進路アドバイザー進路アドバイザー

今回のコラムで、旧サイト掲載分のコラムの復旧はすべて終了しました。(フラッシュニュースは割愛させていただきます。)今後のコラムはすべて新作となります。

大学の相談会もスタートしていきます。随時ホームページの「進路コラム」か塾生向け校通信「High School通信」に掲載します。