これは2017年6月4日に作成した記事です。
近隣の中学校の中間テストは今回平均点が高かったようで、富田教室生も点数上がった!の喜びの声があふれています。
テストが簡単になったというより、素直な問題が出たと思うといいでしょうね。
平均点が下がるときは、これまでの経験上、素直な問題というより、少しひねられた問題や、ひっかけを誘導するいじわるな設問が多いと感じています。
平均点が上がったときは、次に要注意です。
次の定期テストは、バランスを取ろうと平均点を低めに設定しようと、上に書いたような問題が増えます。
過去の定期テストも、そういう傾向が多いのを見てきました。
そして実際、一部の学校の先生は、「次の期末テストは難しくするからな」って予告している、と、生徒さんたちから聞きました。
では、私たちが今から意識しておくことはなにか。
要点をまとめてみました。
1.学校の先生が「次は平均点を下げよう!」と考えてテストを作ってくる。
例えば数学は、中間テストは計算問題が主体でしたが、期末テストでは単元的にも文章題が増えます。
発展問題・応用問題や、文章題の練習を増やすことがカギです。
文章題は、だいたい数パターンに分かれます。その数パターンのうちのどれかが出ます。
全てのパターンが見分けられるようになるには、場数が必要です。
つまり、たくさんの文章題をわざと多くやるのです。
そうしたら、数字や言葉が少し変わっても、なんとなく「あの時やったあのパターンだな」と掴めます。
この感覚は、やった人には分かります。
ちなみに、文章題の練習を増やす分、基礎的なものや暗記モノを減らしていいというわけではないので、気をつけてください。
暗記モノ(フォレスタで言えば「クリアテスト」「Keywords TEST」)は、文章題にチャレンジする以前の大前提です。
ここが定着していないのに、文章題に手を出すことは避けましょう。
だから、中間テストの時よりも早めに「クリアテスト」「Keywords TEST」は完璧を目指しましょう。
時間をおいて、何度も反復して思い出しながら解いてみるのが超オススメです。
2.中間テストの範囲も、もう1回出る。
もちろん同じ問題は出ません。
数字が変わったり、問題文と答えが逆で出たり、出なかった用語が出たり。
それを見越して、4月からの復習をしないといけません。
でも、期末テストまであと3週間ぐらい。時間は中間テストの時よりありません。
どうしたらいいか?
それは、授業中の最初と最後にしている「理解度チェックシート」の反復練習にあります。
あれは、4月・5月からの自分自身のまちがった問題や大事な用語・知識の記録シートになっているはずです。
あれを毎回の授業で答えを見ずに思い出してみることで、要領よく4〜5月を思い出せます。
生徒の皆さんから、授業の最初に「理解度チェックシートの小テストしたいです!」と言ってみましょう。
先生たちからも、もちろんするようにします。
3.中間テストとちがって副科目も出る。
中間テストは5科目の試験ですみましたが、期末テストは8科目。技術家庭もあれば最大9科目です。
(高校生はもちろん10科目を超えます)
特に、中学1年生はイメージがしにくいと思います。
だから、イメージができなくてもここを意識して先に動けるかどうかで、今後の学力差が分かれます。
中間テストと同じスケジュールで勉強すると、時間が足りません。
では、どうするか?
時間はみんな等しく流れているので、その日授業で進んだ分のワークや思い出し練習を欠かさずすることが、結局、後で一番楽になります。
これを読んだあと、今日からの勉強の意識としかたが変わることを期待しています。
期末テストをきちんと決められれば、1学期の成績表でとても気持ちよく花開きます。
その気持ちよさを考えながら、地道に毎日の努力を積み重ねましょう。