高校入学するまで

これは2016年3月16日に作成された記事です

 

 
 

統括です。教室長の記事ではないので、内容が過激でも教室長はマイルドです。

検索で最近とても多いのが、高校入学する前にというキーワードです。

特定の方かわかりませんが・・・

おそらく、中3生の保護者の方だと想定されます。

きっと熱心な方でいらっしゃるので、久しぶりに長文を書きたいと思います。

(時間が取れないので、誤字脱字お許しください)

 

後期選抜発表後の流れ

後期選抜の発表が17日

次に登校日があります。(学校によって違います)

ここでは学校の宿題と入学後のスケジュールをもらいます。(ない学校もたまには)

 

進学校の場合

 

・英数国のベネッセか旺文社の薄い宿題

・数学の先生が独自のプリント

・入学後のテスト日程だいたい4月入学式の次の日(2種類ー業者と学校独自もある場合が)

 

が多いです。

 

 

薄い宿題

主には中学校の復習で、その復習に基づいて4月に旺文社かベネッセの模試があります。

その模試に準拠した宿題です。これは簡単でほとんど問題ありません。3日あれば終わらせられることも。

答え付きだと春休み油断した生徒が写すことも多々。

模試

高校としては前期選抜と後期選抜合格者が混じっていの実力を知りたいからです。

または学校としての実力がわかり、各高校間で比較をします。今年の〇〇高校の入学者の偏差値はこれぐらいで

1年後これぐらいになっていて、3年後国公立合格者数が何名ぐらい。今年の入学者はレベルが高そう(低そうなど))

数学の独自のプリント

高校といえば、「数学」が大変です。

ここでこけると、国立大受験はかなり厳しくなります。公立は一部可能。

 

高校受験と比較になりません。

例えば 川越高校を合格された生徒で中学校のときの成績を考えてみてください。

 

  • 普通科ーーー数学3だとかなり厳しい場合があります。
  • 国際文理ーーー数学4だとまずついていけません。

 

川越高校だと入学後教科書以外に副教材が2種類あります。

チャート式が黄色か青色かです。

 

  • 国際文理はおそらく青です。

青は国公立理系に合わせたテキストです。

つまり数学が相当得意でないと全然わかりません。

学校の授業よりも難しい内容です。それを予習でやる必要が出てきます。

 

  • 普通科年度によって青と黄どちらがくるかわかりません。

先生の趣味か学校の方針かによって変わってきます。

学校の成績が4の後半なら黄色の場合はなんとかついていける可能性があります。

3だと1学期中間の計算まではいけるかも。それ以降は厳しいです。

 

川越以上はほとんど青チャートなので覚悟が必要です。

 

ここでは書きませんが、チャート以上に苦しむのが4STEPやクリアーなどの解説のない副教材です。

塾に通わない方はヤフオクで解説書を落としましょう。(2000円ぐらい)

1年のうちから入試問題を解かせられます。難しくて当然なので、説明を割愛します。

 

独自プリントの内容

 

・前半は中学校の復習ですが、最後は高校の予習が少し入ります。

自分で理解しないといけないので、特に塾に中学校時代入っていた生徒は難しい可能性があります。

この予習をサボると、ついていけません。

 

入学時の成績


ランクを落として余裕を持って進む生徒

実力はあるのですが、余裕をかましているとすぐ抜かされます。

例えば 川越なら170点から215点ぐらいまで入試の点数で差があるとします。

190点ぐらいで合格された生徒は1学期の期末までは有利かもしれませんが、余裕をかましていると・・・

 

 

 

ギリギリに入った生徒

運もあるかもしれませんが、ギリギリに入っていて危機感を感じているのなら、しっかり予習復習をす るので大丈夫かもしれません。

ただ、実力がその学校に到達していない場合努力だけではなかなか難しい時もあります。

1学期の最初のテストを様子見てだと遅 いので何か手をうったほうが良いと思います。

 

 

 

手の打ち方

・合格発表してから、入学するまでが一番時間が取れます。

自分に合う形で予習を一気に進めましょう。

 

予習の方法は

・売れ筋の参考書を読んで進めていく

→本を読んで理解できる生徒にオススメです。一番低コストです。

 

ただ、現代において本で理解できる生徒は1割以下でしょう。本よりもラジオ、ラジオよりもテレビ(漫画)、テレビよりもyoutubeですよね。

 

どこで書こうか悩みましたが、川越国際文理前期合格者は2月中旬以降ー3月の後期選抜まであまり勉強できていないと思うので

才能はあっても実力では後期選抜合格者に抜かれている可能性があります。

しっかり普通に取り組めば大丈夫ですが。高校受験をゴールとして勉強させていたご家庭はお気をつけください。

 

 


・映像を見て理解していく

一番低コストなのは、受験サプリです。名前を変えて今年からスタディサプリに。

月額980円税抜。圧倒的に安いです。自宅でも外出先でもスマホから見られます。はっきり言って東進さん崩しです。

リクルートが運営しているので、大学入学後はリクナビ、入社後はリクナビやじゃらん、ゼクシー、ホットペッパーなど全てに情報がいくので、リクルートとしたら980円は安いですね。高品質ではないですが、圧倒的なお得感がありますよね。

自営業の方はリクルートさんに高い広告料を取られているので、どうかなと(雑談は以上)

 

あとは東進さんはブランド力があり、心配な方と財力に余裕のあるご家庭は安心です。

 

私たちも映像授業があります。(佐鳴さんと同じシステム@willなので安心)

 

ただし、映像授業はあくまでも理解を高めるもので、演習をしないと定着はしません。

 

私たちは映像と個別指導を組み合わせできるので、定着の確認や映像授業で分からないこと

をフォローできます。

 

映像授業は授業料が全く違ってくるので、よく調べて合うものを活用してください。

 

 

 

 

 

・個別指導を利用する。

個別で進めることができるので、できるところはスピードを上げて、苦手なところはじっくり

進めることができます。

 

毎年の経験ですが、高校入学前に入塾しスタートできた生徒の多くは学年でトップ1/4に入っている生徒が多いです。(ギリギリで入学した生徒も2学期初めぐらいには)

 

40人クラスとで言えば、10番以内。320人で言えば80番以内です。

進学校の授業内容についていけるイメージです。授業内容についていきたいだけの要望なら、最初に順位をキープできたら、あとは退塾しても大丈夫かもしれません。(それだけ最初が肝心です。)

 

川越であれば、国公立を狙っていけるレベル。

川越以上であれば、国公立合格レベルです。

 

私たちの経験上高1の1学期を過ぎ、320人人中200番以降だとなかなか通常の学費では

もう追いつけない状態です。(4人に一人ぐらいはミラクルがありますが、ミラクルを主人公にしたネタで釣りたくないですし)

 

特に脱ゆとりが小学生からスタートしているので、実力差は以前よりも付いています。

高校入試の点数以上に頭の実力差が出ています。

 

また個別指導の場合は先生との関係性が非常に重要です。

生徒は大学のイメージがつきません。個別指導の先生の場合多くは大学生なので、

実際の大学のイメージが理解して、学習意欲を高めます。

 

志望大学の先生もいることが多く、大学の情報も入りやすいですし、最新の大学入試を

経験しているので入試情報も確かです。

 

ベテランの社会人講師を希望する場合はおっしゃってください。(イメージ集合塾で

教えているような先生)

 

それぞれにメリット・デメリットがあります。

各科目のアドバイス

英語

三重県の高校入試の英語はとても簡単です。

リスニングの配点が高いため、英会話経験者は文法がある程度適当でも

40点以上取ることが可能です。

 

大手塾に通っているとテキストが全国対応で文法をしっかり習うのでそれが活かせます。

小さい希望の塾になると、高校入試をメインに考えれば文法よりも英会話や会話文の練習をします。

入試では点数が取れるが、実力は・・・

 

しかし、高校の英語、大学入試はまだ文法重視です。

単語の覚える量も中学校の3倍以上です。

 

ターゲット1900の基本単語800であっても、川越高校の生徒の100番以降だと

あまり覚えられていません。

 

それは数学の勉強に引っ張られるのと、課題の量が多くおぼえる時間を取るよりも演習をこなすこと

で精一杯になります。

 

数学とその他の科目

国公立文系志望

  • 数学がコケれば国立はほぼ無理です。
  • 数学が苦手になると、英語の学習時間が減ります。英語が苦手になります。

 

国語はいつも最後に放置になります。

 

古典文法でつまづくので、高校の1学期の夏休みまでに映像授業で先取りをしておくと3年間楽です。

現代文は日本語だからと油断する生徒・保護者が多いですが、入試ではそれでは差がつきません。

 

東大の林修先生がいるように現代文は実はテクニックが必要です。古典が落ち着けば現代文に取り組みましょう。

 

・社会

しっかり学習しないと最後私大を目指す場合英国社の3科目で足を引っ張ります。

(特に女子は歴史に興味ある生徒が少ないので後回しにして、3年生になってから始めようとしますが、川越だと日本史がほぼ受験ギリギリまで進むので復習する時間がありません。先取りが必要です。)

歴史は1年生の3学期から映像で先取りをお勧めします。

 

 

・理科ーーおそらく高校の理科で何を言っているか分からないケースがあります。

映像授業での先取りが効果的です。

 

 

 

 

 

国公立理系

・英語が苦手な生徒が多いです。しかし、大学入試では数学から逃げることができても

英語から逃げることはできません。また、配点も高いです。

 

中学の英語は感覚で解くのが苦手だった理系生徒も高校英語は文法の理屈が必要です。

一度その理屈が覚えられれば、苦手だった英語が得意になります。

 

・数学ーーー得意であるのは当然ですが、数学が得意な生徒が進むのが理系です。

もちろん中学時代は文系理系共通の問題でしたが、これからは理系専門の問題になります。

特にパターンを暗記してとく受験数学に慣れている生徒は高校に入ってから苦労すると思います。

 

・理科ーーー化学・物理両方が必要になります。

高校理科は好き嫌いが大きく分かれ、だいたいは嫌いが多いです。

苦手意識がつくと、3年間かなり厳しいです。

1年のうちは化学基礎など基礎とついていますが、はっきり言って応用です。

映像授業で先取りをすることをお勧めします。

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集合塾経験者の方へ

原則は辞めずにそのまま継続しましょう。

 

先生方はお子様のクセを掴んでいますし、毎年継続せずにその後失敗していった生徒のことを

たくさん知っていると思います。

 

しかし、以下のことで困って継続しないケースがあり、毎年個別指導に来られます。

 

・中学時代に詰め込みを感じてしまい、とりあえず合格できたが、勉強に対して後ろ向きになっている。

・集合のクラスだと得意科目・苦手科目があっても同じレベルの授業。科目に合わせて対応して欲しいと考えている。

・塾長が中学の内容はできるが、高校生になると自習中心だというところ(自分で頑張りなさいなど)

(これは塾長が高校内容を教える力がないということ 中学内容の10倍以上大学の内容は難しい)

・高校は映像しかない

・お試ししたけど、いまいち自分に合わない(眠たい・頭に入ってこない)

・映像授業料が年間払いで高すぎる

 

 

このようなケースの場合、個別指導に一度話を聞いてみませんか?

 

 

 

 

 

 

最後に

高校受験はあくまでも三重県内(北勢地域)だけのレースです。

 

大学受験は全国大会です。

部活で言えば、三泗地区で優勝したチームが全国大会で勝てるでしょうか?

残念ながら三重県は全国学力テストでは最下位の部類に入ってきます。

(中学入試組は中学の学力テストを受けていない。しかし、大学入試はライバル)

 

中学入試をした生徒は中3のうちに高1の内容に入っていて、高2の途中で高校3年間の内容を終えます。

そのような生徒と戦う必要があり、各公立高校の先生たちは苦労しながらもカリキュラムを作っています。当然進むスピードはとても早くたくさんがついていけません。(義務教育ではないので、ついていけなくてもいい?)

 

進学校に進む生徒は中学時代に落ちぶれた経験がないため、高校で落ちこぼれるとどうしたらいいかわかりません。

 

脅すような話を書きましたが、大学全入時代なのでどこかに合格できます。

しかし、人気のある大学は以前よりも入りにくくなっています。(中高一貫私立中が学力伸ばしている、また三重県ではありませんが、全国では公立の中高一貫が増えてそこも学力を伸ばしている)

 

 

 

 

 

女子生徒の保護者様

近年進学校に進んでも、隠れてバイトをする生徒が増えてきます。(ここ3年ぐらいー中学の時からスマホを持って使い方が上手に)

 

高校生でバイトすれば2−3万稼ぐことができて、服や交際費に使うことができ、

その内容がLINEなどですぐ拡散してアルバイトを始める生徒が増えます。

その場合はお金を稼ぐことに楽しみが出て、大学進学を諦めて専門学校に進まれる生徒も

多いです。

 

しかし、生涯年収は○千万円変わることもあります。

 

せっかく苦労して高校入試をされたので一度このことも考えた方が良いと思います。

将来的には今よりもさらに女性の社会進出が必要です。

また、進む大学によって出会いも変わってきます。(色恋のことはここでは書きませんね。)

 

勉強とは少しずれているので、最後にの後に書きました。

 

もう少し改行や色付け、段落など作りたいのですが、3時間以上かかっためこれ以上は時間を避けません。

また、実際のスクールワンの高校コースはホームページではまだできていません。

比較的わかりやすいのが、兄弟校の富洲原の記事なのでリンクを貼っておきます。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

ご自宅や学校の近くに合う塾があるのが一番だと思います。

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