これは平成29年6月30日、旧ホームページに作成した記事です。
アメリカで1つの実験がありました。
- 人から話を聞く 記憶定着度約10%
- 人の書いたものを見る・読む 記憶定着度約20%
- みんなで話し合う 記憶定着度約50%
- 人に教える 記憶定着度約90%
これはラーニング・ピラミッドといいます。
授業を聞いているだけでは人間は記憶に残らないということを証明した実験です。
だから最近は、講義形式の授業が減り、学生に参加してもらう形式の授業が増えてきているという世の中の動きがあります。
個別指導も、先生が一方的に喋るのが良いのではなく、先生と生徒が双方向にやり取りする授業形式にしていく必要があります。
理想は、生徒さんに先生役になってもらって、今日の授業内容を先生に全て解説。これです(笑)
人に説明するために、どう話そうか、ものすごーく考えるんです。
人から聞いた話をぼーっとやり過ごすことはできますが、人に話すときにぼーっと話すことはしにくい。
気持ちもこもるし、伝わってほしいから必死になる。
感情がこもったときほど、人は記憶に残るという仕組みを利用した理論です。
できることなら、無理やりにでもこの気持ちへ持っていってしゃべってほしい。
淡々と声に出すより、わざと感情を色付けして話す。
そうすることで、自分の脳をだますんです。
今しゃべっていることは大切なことで、覚えないといけないことだと。
つまらないことをおもしろく(高杉晋作の名言)
英単語や漢字、暗記ものなどを覚えるとき、これが自然にできている人が自ずと成績向上します。そしてこれを学力(学び方の力)と呼ぶのでしょう。
生徒さん一人一人には、楽しそうに話す瞬間があります。
それは、自分の得意なものや、自分の好きなもの、ハマっているものを先生に話すとき。
「この表情、話し方を勉強のときにも出してくれればいいのにな…?」
そう思うのは先生たちだけではなく、保護者の方も一緒ではないでしょうか?
そんな深い目的を持って(笑)、今日の本題に入ります。
「きみが先生だったら、どんなことだったら教えられる?」という質問を、富田教室生のみんなにアンケートしてみました。
いろんな答えが出てきて、今の子どもたちの「はやり」も見えてきたので、ここで皆さんへお披露目させていただきます。
- ピアノ(中2女子)
- 陸上(中2女子)
- ソフトボール(中2女子)
- バトントワリング!(中2女子)
- 野球(中2男子)
- 英語(中2男子)
- ハンドボール(中2男子)
- サッカー(中2男子)
- 卓球の基本(中2男子)
- 泳ぎ方(中2男子)
- リーチング手帳(中2男子)
- F1の歴史(中2男子)
- 関ジャニの曲(中2男子)
- バレーボール(中3女子)
- テニス(中3女子)
- 英語(中3女子)
- 数学の合同のところ(中3女子)
- 教科書の太字のところだけをノートにまとめる速さ(中3女子)
- アルバム作り(中3女子)
- 長編小説のあらすじを話すこと(中3女子)
- 世界地理(中3男子)
- 角度(中3男子)
- 単語の覚え方(中3男子)
- ゲーム(中3男子)
- テラフォーマーズ(中3男子)
- ジョジョ(中3男子)
- 大矢知のおいしい店を知りつくしている多分(中3男子)
- 元バスケ部だったので、バスケのことならば大丈夫(高1男子)
- 数学(高2女子)
- たし算ぐらいなら笑(高2女子)
ついつい答えがちな部活系回答の中に、一部個性の光る回答を見つけることができます。
富田教室の生徒たちが先生代わりになってくれるので、教えてほしいリクエストがあれば、どうぞ教室までお問い合わせください(笑)