四日市ときわ教室の吉川です。
中学3年生受験対策講座の「実戦トライアル」の中で、高校入試説明会をおこないました。
中学校でも進路説明会はあるので、京進スクール・ワンではもうすこし具体的な「受験勉強のしかた」を中心に話しています。
塾に通う受講者ならではの特権ですが、このブログをご覧の皆様にも一部をお見せします。
授業:自学=3:7が受験勉強のポイント!
3月の三重県立高校後期選抜までの受験勉強スケジュールを図にしたものです。
学校の授業、京進スクール・ワンの授業など色々書いてありますが、大きな文字で書いたのが「3:7」の数字。
受験生が一番気をつけないといけない落とし穴は、塾の授業をたくさん受けているとそれで勉強した気分になり、家などでの自主学習時間を無意識に減らしてしまうことです。
これ、毎年起こる「あるある」案件です。
授業は3、自学自習は7ということは・・・?
たとえば、授業を60分受けたら、自学自習の時間は138分を目安にしてみるということです。
実際は時間を多少キリのいい数字にして良いので、人から教えてもらった後は、その倍以上問題演習に取り組みましょう!
(精神科医の樺沢紫苑先生が書いた『アウトプット大全』サンクチュアリ出版、2018年にこの3:7の話が書いてあります)
後期選抜の傾向と対策
後期選抜は英語・数学・国語・理科・社会の5科目が試験内容です。
各科目50点満点、合計250点です。
特定の科目が苦手でも、5科目合計で判定されますから、得意科目が苦手科目分をカバーする戦い方もできます。
ここでは各科目の傾向分析をスライドで載せてみましたので、参考になさってください。
受験のための勉強はもったいない!
受験勉強を頑張りすぎて、高校合格後に「燃え尽き症候群」になる生徒さんがいます。
合格はゴールだと錯覚しますが、合格は高校生活のスタートのはずです。
中学3年生と高校1年生の勉強のどちらが難しいかと言えば、もちろん高校1年生ですよね?
なのに中学3年生のときより勉強しなくなるというのは、おそろしいことです。
では、実際の高校生たちの平均勉強時間はどれくらいでしょうか?
全国の京進スクール・ワン生の数値を下にのせました。
高校1年生で一番多いのは1日2時間。
高校2年生になるとゆるやかな山型グラフになり、勉強する層としない層に分かれます。
高校3年生はさすがにみんな勉強するようになり、「1日5時間以上」が主流です。
さて、中学3年生の勉強時間はどうでしょうか?
四日市ときわ教室では、12月の時点で毎日4時間勉強しよう!という目標を立てています。
これを高校1年生では、部活と両立するためにも毎日2時間に落として良いということです。
ただ、学校からの課題が減るわけではないので、高校生で大事なのは勉強時間ではなく勉強のスピードです。
中3受験生は、せっかく毎日数時間の勉強習慣を受験勉強で身につけているのですから、これを合格後に勉強習慣をゼロにしてしまうのはもったいない。高校生活でも生かさない手はありません。
三重県の高校入試(後期選抜)は中学3年生の成績だけが内申点になりますが、大学入試は高校1年生の1学期〜高校3年生の1学期が内申点になります。
なにがちがうでしょうか?
高校入試は、中3になってからでも逆転可能ですが、大学入試は高1の頑張りですでに勝負が始まっているということです。
高1の1学期のことを考えて受験勉強を頑張る子が、高校デビューの勝者になりますよ。
ちょっと先の話を聞いて、長期的な視野が広がる教育を、京進スクール・ワン四日市ときわ教室は大切にしています。
この記事を書いた人
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