川越富洲原教室 教室長代理です。
2016年5月末の進路コラム
今回の進路コラムは、5月21日に実施されたオープンキャンパスを特集します。なんと、学長と対談できました!
そこで、難関大学のことにも触れます。この学長は、糖尿病の医学界では、知らない医者はいないという内科医で、名古屋大学教授・愛知学院大学教授を歴任されています。
また、教員についても、愛知教育大学から移籍された先生や、長年養護教諭や看護師として勤務されてきた先生も在籍されています。
(1)学長との対談・特徴など
①大学の取り組み
今年度より学長が変わり、早速改革を進めているとのことでした。
新校舎に移って3年。昨年度まで副学長で大学院の研究科長だったので、院生の人数を増やしたり、愛知教育大学の教員をスカウトしてきたりしてきたそうです。
・教員も積極的にオープンキャンパスに関わる大学でした。(学長も巡回して声をかけていた。)教員と学生の距離が近いことからこのような対応になっているのかもしれません。
・入試の難易度は易しい大学ですので、大学での学び方やレポートの書き方から丁寧に指導されています。
・少人数指導・個別指導にも力を入れています。入学後しっかりと勉強すれば、教員のバックアップ体制があるので、募集人数の少ない養護教諭にも現役で採用されているケースもあります。教員がしっかりと教え、育てる体制をとっています。
・コースごとに教員が各学生の情報交換をして、方向性を確認しあっています。
やはり、学長が率先して動けば、他のスタッフも動くということでしょうか。
②難関大学では・・・
※難関大学では、「大学での学び」というのは、だいたい学生任せです。基本的には、講義や演習のみで、あとは、テストやレポートで評価し、単位をだし、卒業時に資格を与えるところという感じです。もちろん、先生や学生課やキャリアセンターなどへ質問しに行けば対応してもらえます。つまり受身ではダメで、主体的に取り組む必要があります。高校までのように担任のほうから対応してくれることはなくなります。(とある国立大学では、近年はレポートの書き方も知らない学生がいるから、そこから指導しないといけないと教授が嘆いていることもあるようです。)
③中堅大学では・・・
※近年では、中堅大学を中心に、面倒見のいい大学をウリにしたい大学は、チューター制や担任制などを設けていることもあります。
(2)コースの内容
人間科学部 心身健康科学科 だけの大学です。
カレッジモットー 「健への探求」
①養護・保健コース
→養護教諭免許状、中学校・高校教諭「保健」免許状、(小学校教諭免許状)、医療事務の資格などが目指せるコース
※コース長の教授と話ができました。
☆保健室ボランティアに行く学生が多い。
②保健体育コース
→中学校・高校教諭「保健体育」免許状、(小学校教諭免許状)、健康運動指導士、健康運動実践指導者、日本体育協会公認スポーツ指導者などが目指せるコース
③心理・カウンセリングコース
→認定心理士などを目指すコース
④人間科学コース
→保健・栄養・心理・スポーツ・医学・看護・文化・情報など、興味のある様々な学問を学べる。
※一部コース必須科目がありますが、大半は、別のコースの講義を受講していくことになります。様々な学問を学べるため、一貫性を持った学びができるように教員の指導を受けながら学んでいく。4年間の学びの集大成として、卒業論文を書きます。(他のコースは、卒業論文は必須ではない。)
(3)学修コンシェルジュ制度
①担任学習コンシェルジュ
→日常の学習関連(履修計画の作成など)や学生生活関連の相談ができる。
②専門学修コンシェルジュ
→教員免許・資格取得・就職などの専門的事項の相談ができる。学生の進路・要望に応じて、それぞれの専門知見を有した教職員が担当します。
(4)入試
高校までの状況よりも、今後大学でどのように過ごしていくかに重点が置かれている。
①AO入試
→Ⅰ期~Ⅳ期の4回実施。小論文と面接で選考。
→大学入学後のことを重要視している。
→専願。実施時期が早いほど合格しやすい。
②推薦入試
→指定校、一般公募、専門学科・総合学科、自己推薦、同窓生推薦がある。
→調査書と面接で選考。指定校以外は併願可。
→Ⅰ期~Ⅲ期と3回あるので、実施時期が早いほど合格しやすい。
③一般入試
→Ⅰ期・Ⅱ期・・・学力試験(英語・国語)、調査書、面接で選考。
→Ⅲ期・・・学力試験(英語・国語)で得点の高い方、調査書、面接で選考。
→センター利用・・・センター試験のみ
※他大学よりも難易度の低い大学ですが、不合格者はだしている。
(5)アクセス
名古屋駅から、名鉄で「神宮前駅」へ約6分。神宮前駅から徒歩約10分
(または、栄から市バス基幹1系統で約20分、「牛巻」下車。徒歩3分)
[char no=6 char=”進路アドバイザー”]この日は、学長とお話しできるというめったにない機会になりました。この大学の良さを伝えていこうと頑張っているとのことでした。実は、後日、学長に問い合わせメールをして、担当コースのコース長代理から詳細な返事をいただきました。ミスマッチしないように受験生自身に調べてもらう必要もありますが、私もバックアップしていけるように、独自の大学ネットワークを活かして情報収集をしています。[/char]