【2019年度三重県版】学習塾が選ぶ「入試過去問題集」〜私立高校編〜 | 三重県四日市市の学習塾

四日市ときわ教室の吉川です。

高校入試が近づいてきましたね。入試の過去問題にもチャレンジしたくなる頃でしょう。

ためしに、四日市ときわ教室の近くにある書店「シェトワ白楊」さんへ行ってきました。

参考書売り場はこんな感じです。

店員さんに撮影許可をいただきました。

こんなにあったら、正直、どの教材を買えばいいか迷いませんか？

そこで今回は、富田教室・川越富洲原教室・四日市ときわ教室の進路アドバイザーH先生の協力のもと、出版社別の過去問教材の特徴をご紹介します。

受験勉強のお供を決めるときの参考にしてみてくださいね！

ちなみに、京進生の方は一人一人の受験校の過去問をちゃんとお渡ししますのでご安心下さい。

私立高校編と県立高校編に分けて、まずは私立高校編からお送りします。

私立過去問のラインナップは大きく3種類！

参考書売り場をよく見ると、私立高校と県立高校の過去問が混ざっていることに気づきます。

私立高校の過去問だけをピックアップすると、出版社は3つに分かれます。

暁高校を例にした場合です。

右下の濃い青色が東京学参、左下の青黄赤が教英出版、上の水色が県統一テスト会です。

ひとつひとつ見てみましょう。

本の形式で発売されていますから、保管しやすいです。

また、答案用紙は取り外せるので、問題も解きやすく配慮されています。

5年分収録というのは、3社で一番多いですね。これは魅力。

また、3社で唯一、入試傾向の分析ページがふろくでついています。

しかも、1冊の値段としては3社で一番安い2100円（税別）！

あれ、最強？

でも一つだけ弱点を言えば、B5サイズにつめて編集されているので、本番のテストの再現度はやや微妙かもしれません。

最大の特徴は、本でくっついている教材ではなく、1科目ずつ、実際のテストのようにプリント式になっていることです。

3社の中では、一番、本番の入試に近い雰囲気を放っています。

ただし、プリント式なので、一度開封すると元のように保管はできずバラバラになります。

整理整頓が苦手な子は、一度やったらやりっぱなしで机の奥へ・・・という危険も？？

また、2016年の国語に著作権の関係で非掲載の問題があったのはいただけません。

（暁高校しか見ていないので、他校過去問の場合は他社でも非掲載がある場合も）

上の2社とはコンセプトがちがい、人気の私立６校分を収録しているのでお買い得感があります。

収録校は、暁高校（３年制）・暁高校（６年制）、鈴鹿高校、高田高校、三重高校、皇學館高校の６つ。

（津田・メリノール・海星がありません。）

ただし、四日市市の中学生にとって三重高校・皇學館高校などが必要かどうかは微妙なところ。

別冊の分厚い解答・解説冊子がくっついています。

制作者も、三重県では圧倒的な情報量を誇る県統一テスト会（eisu）ですから、解説量は3社では最も充実していると思います。

答案用紙が剥ぎ取り式ではなく、解説の裏面ページに高田の答案用紙が印刷されているのは、ちょっと微妙ですね。

まとめに代えて、表にして比較してみました。

	東京学参	教英出版	県統一テスト会
コンセプト	高校別に1冊の本に	高校別にプリント化	6校を1冊に
問題用紙の使いやすさ	〇　本	◎　プリント	△　本。分厚い
答案用紙の使いやすさ	◎　取り外せる	◎　本番風	△　解答冊子の後ろ
解説の充実度	△　図説が少ない	〇　図説あり	◎　充実している
国語の本文の省略	◎　全文掲載	×　一部非掲載	◎　全文掲載
保存しやすさ	◎　冊子	×　プリント散らばる	◎　冊子
収録年数	◎　５年	◯　４年	◯　３年
値段	2100円+税	2500円+税	3500円+税
傾向と対策	◎　あり	×　なし	×　なし
個人的評価	値段の割にボリュームあり。欠点らしい欠点がなく、塾教材としてはgood!	プリント式は唯一無二だが、著作権非掲載は辛い。	一度に複数校試せるのでコスパ良し。解説重視で自学しやすい。