川越富洲原教室 教室長代理です。
2016年8月上旬の進路コラムを復旧します。
今回の進路コラムは、7月30日・31日に実施された名城大学オープンキャンパスの内容を活用して、「大学での学び」を特集します。
今年のオープンキャンパスは、例年と異なり、土曜日より日曜日のほうが多く集客したようです。資料やランチも売り切れになっているケースがありました。
一部の資料は、例年より早い時期になくなるかもしれないそうです。
名城大学のオープンキャンパスは、学部紹介の時間がある程度ずらしてあるので、1日いれば、他大学よりも多くの学部の話を聞くことができます。(学びの系統が決まっていない生徒にとってはちょうどいいかもしれません。)
今回は、「大学での学び」を学部説明を聞いた名城大学の学部を例にして掲載します。
(1)農学部
生物や食品を中心に研究する学部です。(名城大学にはありませんが、水産や獣医も農学系統に入ります。農学とは別の名前を付けている大学もあります。)
就職先は、農業系や食品関係、化粧品、薬品といった系統の企業や公務員が多いようです。
各学科ともに、入門的な内容から順に各分野の内容を幅広く学び、専門分野を決めて研究する。
①生物資源学科
・作物の機能の研究
・園芸植物(果物・野菜・花など)の生産から保蔵までを研究
・遺伝子や遺伝子による作出技術の研究
・植物病害や病原菌に関する研究
・昆虫による害虫被害対策の研究
・食料や農業に関する経済学の研究 など
②応用生物化学科
・微生物の力を活用する研究
・病気の予防に関わる食品の研究
・バイオテクノロジーの研究
・遺伝子などに関わる化粧品の研究
・食品の保存に関する研究
・栄養成分の研究
・加工食品のおいしさの向上に関する研究
・熱力学(物理)の面からみた有機化合物の研究
・農薬に関する研究 など
③生物環境科学科
・植物の保全に関する研究
・生態系に関する研究
・土壌に関する研究
・微生物による環境修復に関する研究
・都市の緑化や自然公園といった環境のデザインに関する研究 など
(2)法学部
①法学部で学ぶ学問
・法律に関する学問(どのようなルールがあるのか。)
・政治に関する学問(どのようにルールができるのか。)
②法学部の内容
・公民内容 → 法律、政治、法哲学、政治思想史 など
・歴史内容 → 法制史、政治史 など
・英語や国際的内容 → 国際法、外国法、国際政治学 など
・数学内容 → 法律や政治の現象の統計分析、数的思考 など
③名城大学法学部のコース
入門的な内容から順次学び、各コースの専門内容について深めていく。
2年次にコース選択
・法専門コース → 弁護士・司法書士・行政書士などの専門職志望者向け
・行政専門コース → 公務員志望者向け
・法総合コース → 民間企業・警察官・消防士などの志望者向け
(3)人間学部
1年次には、人間学に関する内容を幅広く学び、2年次からは選んだ系の内容を中心に学びを深めていく。
①心理系
心理学の各分野を学んでいく
②社会・教育系
地理・歴史・公民や教育学の内容を学んでいく
③国際・コミュニケーション系
英語・国際関係・地域研究・文化・英米文学などの内容を学んでいく。
※「人間学」という学問なので、外国語学部・法学部ほど専門分野を極めるというものではない。
(4)外国語学部
・希望者全員留学
・留学費用の大学負担制度あり
・専門科目はall English
・TOEICの目標点が学年ごとに設定されている。
・キャビンアテンダントプログラムあり
・池上彰教授の授業がある。(経済学・イスラム教文化論が予定されている。)
(5)理工学部
宇宙工学と原子力以外の工学系の分野は、ほぼ用意されているとのこと。
(保護者向け説明会での大学紹介よりの情報なので、これだけです。)
(6)就職率
全体 99.4%
法学部 99.1% 経営学部 98.7% 経済学部 98.2%
農学部 100% 理工学部 99.8% 都市情報学部 100%
薬学部 100% 人間学部 98.8%
(7)入試関係
教員向け説明会を特集した進路コラム(や入試ガイド)をご覧ください。
→ コラムはこちら
(8)アクセス
2017年度からの学部配置です。
①天白キャンパス
〔法学部・経営学部・経済学部・理工学部・農学部〕
地下鉄鶴舞線「塩釜口」駅から徒歩約4分
②八事キャンパス
〔薬学部〕
地下鉄名城線・鶴舞線「八事」駅から徒歩約5分
③ナゴヤドーム前キャンパス
〔外国語学部・人間学部・都市情報学部〕
地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田」駅から徒歩約3分