富田教室の吉川です。

清林館(せいりんかん)高校の学習塾向けの説明会に参加しました。

四日市市の中学生の中では、あまり知名度がない高校かもしれません。

選択肢の1つとして入れておいて、損はありません。

今回参加して、改めてそう思いました。

 

清林館の特徴って?

  1. 来年、100周年を迎える私立高校。西尾張では圧倒的な知名度をほこる。
  2. 100周年事業として、2018年4月から「新校舎」に完全移転!
  3. 仏教系の学校(母体がお寺)
  4. でも、イメージと違い英語に強い(毎年、数十人単位で留学)

新校舎は骨組みが出来上がり、工事は順調だそうです。

2018年4月から新校舎ということは、今年の中3は、新しい校舎の1年生になれます。

全部がピカピカ最先端校舎で高校生活が始められるって、これは大きな魅力に感じる中学3年生もいるのでは??

三重県の中学生の間で、こういうことって知られているのかなあ・・・?

 

清林館のレベルは?

口外秘と念押しされた情報以外を、簡単にまとめてみます。

清林館は4コースがあります。

 

1.文理特進コース

難関国公立大学を目指すコース。

名古屋大学をはじめとする旧帝大レベルや、慶應レベルの私大合格者を輩出しています。

誤解を恐れず三重県でたとえるなら、川越高校に迫る実績といえば、伝わるでしょうか?

「えっ、じゃあ難しいんじゃ・・・」

詳しくはデリケートな情報なのでここには書きませんが、昨年の合格者の内申点(教えてくれています)を見る限り・・・

「これ、三重県の同レベルの公立高校に行くよりもしかすると・・・」

と感じます。

これ以上はwebでは書けないので、教室で教えます。

 

2.文理選抜コース

国公立大学〜難関私立大学を目指すコース。

以前は、進学総合コースの上位プログラムとして位置付けられていたのが、新たにコースとして昇格しました。

文理特進コースの、1個下というイメージで良いです。

旧プログラムの関係上、看護・保育・福祉系にも強いコースです(指定校推薦やカリキュラムで対応)

 

3.国際コース

高い英語力を身につけるコース。英検1級合格、語学研修、留学プログラム多彩

3番目に紹介するコースだから、上の文理コースよりも劣ると思うかもしれませんが、上の通り、場合によっては文理コースを凌駕しています。

英語に強いから、外国語に関係する学部で大学の難易度を飛び越え合格するということです。

 

4.総合進学コース

勉強と部活の両立がもっともでき、東海地方を中心とした大学進学を目指すコース

一番基礎的なコースとされ、受け入れ人数も約200名と一番多いわけですが、このコースでも国公立大学合格者がいます。

毎年ではなく、おそらく推薦合格だと思いますが。

 

過去に、成績2がついた生徒さんが、この総合進学コースに合格しました。

オール3前後で、より良い大学進学を考えている生徒さんは、真剣に視野に入れて良いと思うのですが、なぜか三重県では選択肢に入らないこと多々です。

清林館の先生によれば、オール2の生徒もかつて入れたことがあるが、これは総合進学コースについていくのは難しかった。だからボーダーをついていける辺りまでに戻したそうです。

この辺りの発言で、大体の合格者層がイメージできるのではないでしょうか?

 

遠い?

津島市でしょ?というのが、三重県民が選ばない理由かもしれません。

(来年は一駅向こうの愛西市に移転します)

では、高校のパンフレットを見てみましょう。

これをそのまま信じれば、四日市駅から約50分で新校舎の最寄駅まで、という計算。

実際は乗り継ぎがあるでしょうけど、でも、たとえば鈴鹿高校・四日市西高校・いなべ総合学園あたりと並べても良い候補先ではないでしょうか?

 

校長先生の話より

  • 新校舎には全館wi-fi整備。ICTとアクティブラーニングに強い高校にする。
  • 現在、現校舎でモデル教室をつくり、新校舎でしようとしていることをトライ&エラー中。
  • リクルートのスタディアプリを採用
  • ICTの「C(=コミュニケーション)」を特に大事にする。
  • アクティブラーニング「もどき」にならないようにしようと教員に伝えている。英語や数学でもアクティブラーニングを取り入れている。
  • ポートフォリオを作る。自分がどんな学習を通して、どう成長したのかを生徒自身がまとめて、1つの作品とする取り組み。きたる2020年大学入試改革に向けて、自分で考え、自分のことを伝えられる力をこれで養う。
  • 清林館は、本来は40人クラス×12クラスが定員。でも、一昨年・去年と入学者が定員を超えて入っているので、今の校舎も次の校舎も、高3と高2が教室を余分に使っている状況。実のところ、次の高1は12クラス定員なのに7クラス分の教室しか空いていない。それでは申し訳ないので、新校舎の特別実習室などをクラス教室として使い、なんとか11クラスまでは確保した。
  • でも、今年度おこなっている説明会の参加数が例年よりも多いので、来年の入試も多くの受験生が来そう。
  • 結論:だから去年よりも合格基準を上げます。
  • ただし、具体的には上のコースのボーダーを上げる。一番基礎的なコースである進学総合コースの一般入試のボーダーについては変えないようにすると約束。

 

校長先生は毎年、説明会終わりに「校長講話」という、仏教的精神に根ざした徳育の話をします。今年は日本の偉人を二人紹介していました。毎年聞いていますが、この話がとても心洗われるのです。

わたしはこの話を聞きに、説明会に参加していると言っても過言ではありません。

この校長講話は、本来生徒向けにしているとのこと。

校長先生の思いが、生徒たちに伝わっていればいいですね。

 

入試方式について

愛知県の私立ですから、三重県とはいろいろ勝手がちがって、だから受けにくいという気持ちもあると思います。

そのイメージを変える話ができれば。次のような内容です。

 

推薦選抜

  • 試験日:2月1日
  • 基本は全コース共通問題で、英語・数学・国語・面接。各30分。記述式。
  • 国際コースだけ英語の試験の中に、15分ほどの英語聞き取り問題あり。他はなし。
  • 問題非公表
  • 愛知県の推薦は単願オンリーなので、合格基準を満たしていれば「絶対に」合格を出す。
  • 合格基準は、中3の1学期か2学期のどちらかの5科目内申点が基準(内申点基準は口外秘。塾生の方には教室で話せます)
  • 人物・部活動基準の特別措置あり。ある程度の内申点下の合格もあり(詳しくは教室で以下同)
  • 不登校・保健室登校生徒への配慮は「あり」。ただし、中学校の先生経由で事前相談と学校説明会イベントへの参加などが必要。

 

一般選抜

  • 試験日:2月8日
  • 合格者の90%は一般選抜の受験者。
  • 願書に第一志望記入欄があるが、合否判定は4コースそれぞれで全部通知する。合格した中でどれを選んでも良い。
  • 英数国理社各40分の試験。去年まで全部マーク式だったが、大学入試改革を見越して、今回から国語と英語で記述問題が新登場。
  • 5科目受けるが、コースによって、合否判定に使う科目が異なる。
  • 文理コースは、5科目全部平等に計算。
  • 国際コースは、英語だけ得点2倍。さらに、数学・社会・理科の3科目のうち、得点の高い2教科だけを合否判定に使う。だから得点が一番低い科目は判定に入らない(国語は必須)
  • 総合進学コースは、数学・社会・理科のうち、一番高い得点の科目を採用する。だから数理社のうち得点の低い2科目は合否判定から除外される(英国は必須)

ある意味、苦手科目が1〜2科目ある生徒には有利かも!?

(そのかわり、得意科目も作っておいてね)

三重県では、なかなかこういう戦い方はできませんよね。

 

デメリット情報をあえて言うとしたら・・・

学習塾なので、ここも平等に書いておきます。

  • 新校舎に移転した影響のためか、次年度から授業料の値上げを予定中(金額はまだ未確定とのこと)
  • 三重県の生徒は、国の就学支援金は対象になるが、愛知県私立学校補助金は愛知県民のみ対象なので、三重県私立と比較すれば適用できる補助金が少なくなる(所得制限にこだわらない方は関係ありません)
  • 今年入学した537名のうち、ドロップアウト・転校した生徒は「いないわけではない」とのこと(これを正直に言うのをどのように受け止めるかですね。他校がないわけではもちろんないので)
  • 国際コースなどの長期留学は盛んなので友人関係はそこまで浮かないが、4年間在籍となるのをどう捉えるか

 

そして、なによりも強調していたのは、

受験者・入学者が多すぎるから、合格基準を次は厳しくします ということ。

三重県の私立高校で、この発言を堂々とできるところが、いくつあるか。

 

「厳しくなるなら、行かな〜い」

ではなく

「それほどの高校に入ったなら、自分はどうなれるのか?」

と考えたいですね。

 

いろいろ他にもありましたが、長くなったのでこのへんで。

今日が休校日なので、こんなに本腰入れて書けました。他校は統括の記事に任せます(笑)