富田教室の吉川です。
私、8月お盆過ぎからは四日市ときわ教室へ異動となります。
富田教室のオープン以来、いっしょに成長してきた”相棒”がいました。
サボテンくんです 😉
8年たって、とうとう天井に当たってしまいました。
最近反ってきたので、いつかどこかで決着をつけないといけないなとおもっていたのですが、先週の台風でさらに曲がってしまいました。
私も教室を移ることだし、彼に引導を渡すのも、私の役目か・・・。
講師の先生に手伝っていただき、テコの原理でサボテンを折ります。
基部を残すので、また芽生えることを想定した処置です。
ボキッと折れました。
残酷なことをしている気分になりますが、いわばこれは剪定作業。あるいは林業でいう間伐に位置する作業。
これにより、サボテンは再びのびのびと成長でき、道路に倒れて皆様の迷惑にもならなくて済みます。
下部にいけばいくほど、胴回りが太く、なおかつ硬い。
色も微妙に違います。
軍手を二重にして、トゲに注意しながらカット。
上の方はサクサクとカットできましたが、下の方は水分が少なく硬化しており、丸太を切っている時の気分です。
焼却処分をするため、責任を持って処置させていただきました。
断面を見ると、こんなにはっきりとした維管束が!
導管・師管・・・中学1年の理科で習いますね。
習うけれども、なかなかリアルで体感する機会がありません。
のこぎりレベルでないと断ち切れないほど、維管束が密集しています。
1本1本は些細なものですが、束になるとこんなに硬い・・・
これはまさにことわざの「三本の矢」の世界。
国語の授業にもなりますね。
今回、見て、切って、センチメンタルな感情が湧き上がっての、五感に訴えかける絶好の自由研究となりました。
個人的に、ずっと見てきた思い入れのあるサボテンなので、忘れられないひと夏の思い出になりそうです。
なんでも勉強になります。
ぜひ、みなさんもふだんしない”なにか”をこの夏にしてみましょう!
そこに自由研究のテーマ、そして、学ぶことの楽しさがひそんでいます。