京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
突然ですが、「四日市南高校 偏差値」でgoogle検索してみました。
偏差値についてあれこれ書かれた、いろんなインターネットページが出てきます。
私たち学習塾のもとにも、
「インターネットで〇〇高校は偏差値がこうだったんですけど、実際はどうなんですか?」
というお問い合わせをいただきます。
また、塾生の保護者懇談や進路面談のなかで高校の合格目安をお伝えすると、
「えっ、インターネットの偏差値とはずいぶんちがうんですね」
というお返事をいただくことがあり、逆に私もおどろきます。
そこで今回は、四日市市の中学生とその保護者様向けに「三重県高校偏差値」インターネットサイトをレビューしてみたいと思います。
実際に進路指導している学習塾の目線で書いてみますね。
1.みんなの高校情報 三重
偏差値ランキングはこちら
三重県全体のランキングなので、北勢地区だけを見ようという場合はちょっと不便ですね。
また、公立高校と私立高校が一斉に並んでいます。
偏差値の基準は、何のデータから持ってきているのかは謎ですので参考程度にしましょう。
偏差値の離れ具合は、一部の高校では異論もありますが、難易度の順位はだいたい信じてOKです。
むしろこのサイトの魅力は「クチコミ」でしょう。
いくつかの高校のクチコミを見てみましたが、いや〜、リアルです。
リアルすぎて、一面的です。
クチコミは基本的に、ポジティブ情報よりネガティブ情報のほうが書かれやすく、興味を惹きます。
10の良いことがあっても、1の良くない経験があると、評価はネガティブに染まります。
あたりまえですが、みんなが喜び、悪いところなど一つもない学校など、私たちが人間であるかぎり存在しません。
ネガティブなクチコミは、投稿した人にとってはまさにそのとおりだったと思いますが、負の念は増幅されるというのと、人の数だけリアルがあります。
その人が経験していないリアルは書かれません。
実際、私たちの塾に通っている高校生たちや先輩たちの話とは、まったく異なる話もあります。
これはどちらかが正解でどちらかが間違っているという話ではなく、どちらの経験もありうるということです。
では、まだ高校入学していない中学生の方は、自分の経験しだいで高校生活は変わるのですから、この高校に入ってどう過ごしていくか?ということを考えたほうが良いでしょう。
また、古いクチコミは時代が変わっているので参考にしないほうが良いと思います。
2.高校受験ナビ
四日市市の高校一覧はこちら
偏差値は書いてありますが、ランキング形式で見るのは難しいですね。
ただ、市町村単位で絞り込みができるのは使いやすいです。
偏差値表とともに「入試推定合格点」が掲載されています。
入試の過去問をする受験生にとっては嬉しい機能ですが・・・
この得点は・・・・うーん、微妙!
いい線ついている高校もありますが、この目安を信じては痛い目を見る高校も混じっています。要注意。
このサイトの特徴は、投稿者同士で質問できる機能があるので、掲示板みたいに使えます。
ただ、高校によって回答量に差があり、回答が返ってこないこともしばしば。
そして当然ながら、回答者が正しいかというと・・・です。
だれが書いているかわからない以上、嘘を嘘と見抜けないと活用しないほうが良いでしょう。
3.高校偏差値情報
偏差値ランキングはこちらから
年度ごとにページを新規に作っているウェブサイトです。
これまでのサイトと比較すると、偏差値をずらっと並べるだけのシンプルさで、偏差値だけ見たいというに方はわかりやすいですね。
〇〇高校と△△高校はそんなに偏差値近いかなあ?というのも思ったりはしますが、全体的なランキング順は穏当です。
4.高校偏差値.net
偏差値表はこちらから。URLが日本語というのが珍しい。
こちらも毎年のランキング表を掲示しています。
前年偏差値からのアップダウンが書いてあるのが心憎い演出です。
ほとんどは変わらない感じですが・・・ダウンしたという高校を挙げてみましょう(いずれも偏差値1ダウン)。
- 津田学園高校 特別進学コース
- 鈴鹿高校 創造コース
- 四日市四郷高校 スポーツ科学科
ん〜、このなかには、次の入試は難化する(合格ハードルを上げる)と言っていた高校もあったような・・・?
ダウンした高校があるならアップするところもあるのかな?と思ったら、アップした高校は一つも見当たりません。
5.高校入試ドットネット
高校一覧はこちらから
北部学区・中部学区・・・と分けてくれているのが見やすいですね。
ただし、最終更新が2016年と古いです。
また、合格点がなぜか100点満点表示ですから、三重県の実勢を知った上で作成されているとは考えにくいです。
(ご存知と思いますが、三重県後期選抜は50点満点)
6.塾サイトの偏差値表
一部の学習塾では、web上に偏差値表を掲載しているところがあります。
塾の名前を背負って掲載する以上、ちゃんと根拠と責任を持って作成しているはずですので、だれが書いたかわからないネットの情報よりは、客観的なデータとして活用して良いと思います。
京進スクール・ワンでは教室内に偏差値表を掲示しています。
さいごに〜偏差値をどう活用するの?〜
最後に大切なことをお伝えします。
いろんなインターネットサイトの偏差値を見てきました。
しかし、その偏差値を見たところで、自分の偏差値がいくつなのかは、わからないですよね?
自分の偏差値がわからないのであれば、せっかく偏差値表を見ても比べようがなく、あまり意味のないことなのです。
偏差値は、なにかしらの「テスト」、受験の場合は「模試」と紐ついています。
模試を受けて、自分の偏差値をまず把握しましょう。そこが本当のスタートです。
しかも、模試によって偏差値基準は違います。
極端な例を出すと、三重県で有名な「県統一テスト」は、主にeisu生が受験する模試ですので、必然的に受験者のレベルが高いです。
その中で偏差値をつけるわけですから、県統一テスト会の「偏差値50」というのは、他の模試の偏差値50とはまったくちがいます。
まちがってもインターネットサイトの偏差値を当てにしてはいけませんよ。
京進スクール・ワンにも学力テスト(模試)があり、偏差値と志望校判定が出ます。
入塾しなくても、季節講習(夏期講習・冬期講習)単位で外部受験することもできます。
自分の実力を知りたいという方は、学習塾で模試を受けることから初めてみましょう。下までお問い合わせください。
この記事を書いた人
クチコミサイト「ジュクサガス」で四日市市No.1!
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