三重唯一の国宝 高田本山専修寺へ定時ガイドツアー 令和元年10月より

統括です。先日津市北部に用事があり、そのついでにまだ行ったことがない 三重唯一の国宝 高田本山専修寺(せんじゅじ)に行こうと検索。

定時ガイドツアーの案内を見つけました。

定時ガイドツアーのご案内 | 真宗高田派本山 専修寺

土日で、これを逃すと一生参加できないと思い、スケジュールを調整し参加しました。

受付開始。10名ぐらいの参加です。一人参加は私だけでした。

ツアー記念でいただいたのが、よくお寺でもらえる絵はがきみたいなやつ。使用方法はしおりでもいいそうです。

1時間以上たっぷり話しを聞き、忘れるといけないので、記事にしました。

長文となるので、ご覚悟を。

2017年に四日市ときわ教室の吉川宗明先生が見学しているので、それもご参考に。

https://s1tomida.com/tomida/2017年頭、高田本山のことを学ぶ/

私は寺や歴史の専門家ではないので、間違っているところもあるかと思いますが、暖かい目でご覧ください。写真好き、歴史好き、説明好きです。

見所 2つの国宝 如来堂と御影堂

 左が如来堂(にょらい)・・・阿弥陀如来が安置。右が 御影堂(みえい)・・・親鸞聖人の木像が安置。 

大き過ぎて、写真に収めるの大変です。(iPhone11の超広角で撮影したので少しゆがんでいます)

敷地面積は3万坪で、東京ドーム2個分です。

100坪の家が300戸とも表現できます。

100坪の家だと、だいたい豪邸とも言われます。(憧れの平屋的な)建築を語ると、長くなるので調べてみてください。

右の御影堂の方が有名です。

堂内の写真撮影可なのですが、個人利用でなのですみません・・・
内部の写真が少し見えます。詳しくは下記ののリンクへ

説明を抜粋、補足すると

・国宝で全国で5番目の大きさ。1位は東大寺。2ー4位は京都奈良

ネットで調べると・・・・08年の記事です。まだ、専修寺が重要文化財です。
3位の西本願寺が重要文化財を抜くと、たしかに国宝

1.東本願寺(京都府)御影堂 63.63m×45.45m 2891.98㎡
2.東大寺(奈良県)大仏殿 57.01m×50.48m 2877.86㎡=国宝
3.西本願寺(京都府)御影堂 51.89m×39.48m 2167.06㎡=重要文化財
4.蓮華王院(京都府)本堂(三十三間堂) 118.22m×16.14m 1942.54㎡=国宝
5.知恩院(京都府)本堂 44.84m×34.25m 1538.77㎡=国宝
6.専修寺(三重県)御影堂 42.72m×33.50m 1431.12㎡=重要文化財
7.東本願寺阿弥陀堂 39.81m×33.81m 1345.97㎡
8.西本願寺阿弥陀堂 39.69m×33.48m 1328.82㎡=重要文化財
9.善光寺(長野県)本堂 23.88m×53.66m 1281.40㎡=国宝
10.東福寺(京都府)禅堂 42.08m×21.92m 992.39㎡=重要文化財
(『両堂再建』(真宗大谷派宗務所出版部)による)

ただし東本願寺御影堂は、中国の紫禁城などよりも大きく、世界最大級の木造建築といわれています。
(もっとも現在は修復工事中です。)

たしかに1位の東本願寺(京都府)御影堂はスケールが違いますね。

真宗大谷派(東本願寺)公式サイト 情報源: 東本願寺とは | 東本願寺

西本願寺と東本願寺の簡単な見極め方

先日、お坊さんと飲み会という意見交換勉強会をしました。

その際に、戦国時代織田信長が本願寺で苦戦し、豊臣秀吉で休戦した ある意味どの大名よりも強い、本願寺は、徳川家康の時代に東と西の本願寺に二つに分けることで勢力を弱くしました。
東側は徳川家に多いです。

https://浄土真宗.jp/jodo03.html
もっと詳しく知りたい方は上のブログが良いかと。

日光東照宮を作った大工による 江戸風の造り

情報源: 御影堂 | 国宝施設のご紹介 | 真宗高田派本山 専修寺

堂内が青いですよね?

これは、江戸時代に火災で燃えて、津藩の藤堂高虎がたった7年で再建しました。

1666年に完成し、その20年前は日光東照宮が出来た時で、江戸の大工の感じが反映されています。

外側は一般的な和ぽい、和風です。

その他見どころ

亀にまたがったおじいさん(亀仙人?)が、梁を支えている
立派な鶴
懸魚 げぎょ

屋根の破風板につけて棟木や桁の木口を隠す,彫刻や透彫りの飾り板のことです。棟木や桁の木口を風雨から守るためにつけた板が装飾化したものと言われています。

火に弱い木造寺院を火災から守るため,水に強い魚の飾りを屋根にほどこして,防火の願いを込めて火除けのまじないとしたのがはじまりとされています

安楽庵

庭の入口 説明には結構すごいことが書いてあります。

茶席 「安楽庵」と書いてありますが・・・

『安』・・・千利休の長男 道安
「楽」・・・織田信長の弟 有楽斎
の合作だそうです。


なんと! 利休十哲の二人ではないでしょうか?
<七哲>

マンガ 「へうげもの」ファンは大興奮です。

私の持っている16巻より 右前が主人公 古田織部 右中段千利休 左織田有楽斎
全25巻ですが、16巻では豊臣と徳川の合体について述べられいて、当時の茶人の重要性がかなり勉強になります。


歴史好きのファンのため、このブログでも紹介したいのですが、大好きすぎて、まとめられません。
古田織部の弟子だけを書いて、話を戻します。
小堀遠州上田宗箇徳川秀忠伊達政宗佐竹義宣金森可重佐久間将監本阿弥光悦
お暇があれば、一人ずつウィキペディでご覧ください。

唐門 (勅使門)

唐門は勅使門です。京都の勅使門は大体閉まってます。

もっと、書きたいことがありますが、10月からこの記事を編集して、11月末になっても完成しないので、一旦公開します。私のメモを添付します。興味を持たれたら、ぜひガイドツアーに行きましょう!

汚い字ですみません。メモしていたら、褒められました✌️

専修寺までのアクセス

高田中・高や高田幼稚園、保育園など近隣にあります。
駐車場も広く、駐車料金と見学両方無料でした。


無料で国宝が見られるのも、少ないのでは?
また、社会の入試でもいつか出てきそうです。


四日市からだと、北部の方で1時間。南部の方なら30分。23号線で行けます。

参考記事

寺内町 高田 一身田について

寺の周りに店が並び、堀や塀で守られています。

「一身田」は珍しい地名ですが、その由来には諸説あり、奈良・平安時代の制度で、政治上功績のあった貴族に対して特別にその身一代に与えられた田からきたとも、律令制度の「三世一身の法」で与えられた田からきたとも言われています。

http://mieken-navi.jp/ishinden/about.html
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