京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
先日、四日市商業高校の学習塾向けの説明会があり出席しました。
話題性のあるトピックを中心にご紹介します。
校長先生のお話
直近の卒業生の就職/進学比率について、就職6:進学4とおっしゃっていました。
例年は5:5なので、やや就職者が上回った年だったようです。
校長先生としては、就職実績はすでにすばらしいレベルに達しているので、進学のほうでも選ばれる高校として、4つの改革を進めているそうです。
- 学びの基礎診断を導入…商業科目だけでなく、英数国3科目も伸ばす。
- 問題集を変更…記述問題を増加した教材に変更(今のところ、情報マネジメント科のみ)
- 生徒の主体性を伸ばす…(例)先生は何も言わずに、生徒たちにどんどん失敗してふりかえってもらう授業形式など
- 地域連携…地元の大学やNPOの方などに授業面でアドバイザーになっていただく。
この4つの改革は、新大学入試で求められる思考力に対応する狙いがあるとのことです。
情報マネジメント科を推す理由
商業科と情報マネジメント科の違いについて、例年のことですが強調されていました。
次のポイントに当てはまる生徒さんは、情報マネジメント科を第一志望に考えてみてはいかがでしょうか?
- 商業科よりも、高度資格(日商簿記2級・基本情報技術者)を取得している。高校生対象ではなく、社会人対象の資格を取得することで、就職に有利に。
- 事務職の高卒採用は情報マネジメント科出身のほうが多い。
- プログラマー・システム開発なら情報マネジメント科の情報システムコースに!
北勢地区の学校で就職向けというと工業・農芸など理系が多いですが、泗商は文系の中学生がしっかりとしたキャリア教育を受けられて社会に巣立つ学校であると、説明会ではPRされていました。
今後、いわゆる銀行の事務職は削減が予想される時代ですので、コンピューターを使って開発・プログラミングしていく職種を送り出していく高校になるのではないでしょうか。
部活実績で大学へ推薦合格の道
泗商の大きな魅力の一つが、強豪の部活動が複数あることです。
在校生のおよそ4割が15の運動部に所属。
高校入試ではスポーツ特別枠選抜があり、テニス・ハンドボール・バスケットボール・空手・陸上競技での選抜があります(女子限定なので注意)。
海外遠征をするクラブもあるのにはビックリしました。
しかし、日頃の部活動は「長時間部活をせず、短時間で結果を出す」ことを大切にしているそう。
泗商の先生が言うには、だいたい全国レベルの実績を出すと、関東・関西の有名次第の推薦入試で合格をつかみとれた先輩たちが多いとのことです。
まとめにかえて〜授業見学〜
説明会の最後には、校舎内の授業見学がありました。
京進の卒業生が数名在籍しているはずですが、残念ながら、見学したクラスにはいませんでした。元気でやっていることを願います。
見学した感じたポイントをつらつらと書き連ねて、まとめに代えさせていただきます。
- 授業…生徒のプレゼンを聞きました。私たちがいるので相当緊張していたはず。プロジェクターの使い方で授業を一つしてもいいのかも?しかし、先生たちはあえて口を挟まず、プレゼンが終わるまで見守るということを徹底されていたと思います。失敗経験が学びとなるという考えですね。
- 休み時間…騒がしくなく、落ち着いていました。
- 駐輪場…きれいに整列されていますが、すこしあふれているところあり。
- あいさつ…例年向こうからしてくれる生徒・先生は多かったですが、今年はややひかえめ?