新・大学入試について、国立大学協会の方針が出た!

富田教室・川越富洲原教室・四日市ときわ教室 進路アドバイザーです。

今回の進路コラムは、国立大学協会が公表している2020年度以降の新入試の方針について特集します。

1.共通テストの方針

「5教科7科目」原則の堅持

全ての国立大学は、「一般選抜」の一次試験として、高校等における基礎的教科・科目についての学習達成度を測るため、原則として、共通テスト「5教科7科目」を課すとしている。

→共通試験と個別試験の組み合わせは、入学者の学力水準を保証するとともに、多面的・総合的な評価により、高い意欲・関心を持つ多様な学生を受け入れるために極めて有効で適切な方法であり、今後とも堅持すべきであるとしている。

英語4技能の評価

国立大学は、共通テストの枠組みにおける「5教科7科目」の位置づけとして、英語の「外部検定試験」を「一般選抜」の全受験生に課すとともに、2023年度までは、共通テストとして実施される「英語試験」を併せて課し、それらの結果を入学者選抜に活用する。

なお、2024年度以降については、入学者選抜における「英語4技能」の評価の在り方を引き続き検討するとしている。

記述式問題(国語・数学)

国立大学は、共通テストの「5教科7科目」を課す原則の下、記述式問題」を含む国語及び数学を、「一般選抜」の全受験生に課すこととするとしている。

国語は「国語総合(現代文)」からで、数学は「数学Ⅰ」からの出題

外部検定試験・共通テストの具体的活用方法

英語の「外部検定試験」の試験結果・段階別成績表示の結果、および「共通テスト」の国語・数学の「記述式問題」の段階別成績表示の結果の具体的な活用方法は、受験生に対する配慮の観点から、「国立大学共通のガイドライン」を別に定めるとしている。

2.個別入学者選抜(二次試験・一般選抜)の方針

一般選抜の「基本方針」は、各大学・学部等の個別入学者選抜において、当該学部等のアドミッションポリシーに基づき、受験生の能力や経験を多面的・総合的に評価する入学者選抜改革する必要があるとしている。

高度な「記述式試験」の実施

すべての受験生に個別試験で「論理的思考力・判断力・表現力」を評価する「高度な記述式試験」を課すとのこと。

教科・科目を含め、その具体的な内容・方法については、各大学・学部の主体的な判断に委ねられるが、各大学・学部が「募集要項」等において、出題意図や求める能力等を明確にした上で受験生に課すとしている。

※国立大学協会が提起した「高度な記述式試験」とは、例えば「複数の素材を編集・操作し、自らの考えを立論し、さらにその過程を表現する能力を評価できる問題」であるとしている。

調査書・志願者記載の資料等の活用

調査書や志願者本人が記載する資料、面接等を活用する方法を検討し、実施可能なものから順次導入していくとしている。

各大学・学部は調査書等の活用の仕方について、「募集要項」等に明記するとしている。

分離分割方式の継続

「一般選抜」の個別試験日程は、少なくとも2023年度実施(2024年度入学者選抜:現行指導要領対応)までの間は従来通り、「前期日程」と「後期日程」に分離して設定するとしている。

3.個別入学者選抜(総合型選抜・学校推薦型選抜)の方針

国立大学全体として、総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の占有率を、入学定員の30%とすることを目標としている。

多様な評価方法の活用

一定の学力を担保した上で、調査書等の出願書類に加え、小論文・面接、プレゼンテーションなど「多様な評価方法」を活用し、これら「学力試験」以外の要素を加味した「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の取り組みを加速・拡大するとしている。

参考文献:旺文社資料 「どうなる、“32年度以降”の国立大入試!?」