1学期期末テストも終わり、そろそろ中3生は部活の引退も近づいてきました。
例年の中三生の問合せの最後のピークになるので、「よくある質問」としました。
Q:中学3年生の募集はいつまで?
A:夏休み講習前に中3の募集を締め切る可能性があります。
年度によっては、6月以降募集を締め切る可能性があります。
定員締め切り以降は、「限定募集」となります。
「高校になっても塾を継続希望する生徒」のみ入室可能
としております。
また、中三生が何らかの事情で退室となった場合は再募集となりますが、あまり積極的にお知らせはしない予定です。
「高校になっても塾を継続希望する生徒」の理由
生徒に高校生活を充実して送っていただきたいからです。
高校受験だけとなると、出題傾向はある程度一定です。
点数を取るだけの受験はなんとかなる場合もあります。
中堅校になると、中学時塾に行く率も下がるので、塾でテクニックだけ身につけての合格
も可能です。
しかし、高校入学後はかなり厳しい高校生活が待っている場合があります。
塾で一時的に持ち上げた学力だけで、高校入学をすると、その結果学校での辛い毎日を送る可能性があります。
そのため、定員締め切り以降の場合は条件をつけております。
11月12月で入塾される中三生もいらっしゃいます。
ブログや新聞折込チラシで、お急ぎくださいとご説明していますが、周知不足もあり、
お断りするケースが毎年あります。
実際の数値で中3生の入塾を振り返ってみると?
6年間のデータです。(富田・富洲原教室合同)
月 | 問合せ | 入室 | 入室率 | メモ |
3 | 28 | 23 | 82% | 春のキャンペーン、大体はご入室いただいております。 |
4 | 25 | 12 | 48% | 春のキャンペーン定員がいっぱいなるので、私たちも消極的になる |
5 | 5 | 2 | 40% |
テスト対策期間中はあまりしっかり対応できない。 |
6 | 12 | 6 | 50% | |
7 | 25 | 10 | 40% | 定員締め切っていますが、高校継続希望の生徒の入室 |
8 | 3 | 2 | 67% | 吹奏楽引退、集合塾が合わず |
9 | 7 | 1 | 14% | 実戦トライアル(入試講座希望) |
10 | 7 | 4 | 57% | 過去の兄弟・進学校ラストスパート組(受験対策希望) |
11 | 11 | 2 | 18% | 手遅れなど、かなり断る傾向があります。 |
12 | 12 | 2 | 17% | |
1 | 1 | 1 | 100% | 中高一貫生の問い合わせ |
2 | 2 | 0 | 0% | |
ー3月から新学年(前期選抜合格組など)となります | ||||
合計 | 135 | 64 | 47% |
A:夏休み講習前に中3の募集を締め切る可能性があります
と書いてありますが、
結果的には
「夏以降も中3生の入室があります」
時期的な傾向
- 春のキャンペーンが問い合わせと入室のピークになります。
- 夏のキャンペーンになると、私たちも定員が厳しくなるので、かなりご入室が難しくなります。
-
秋になると少し緩和されます。
・学校の勉強に不安はないけど、受験勉強の応用問題を解きたい希望の問い合わせが出てきます。(川越〜四日市高校を志望)
→学校の勉強しかしたことがないので、受験勉強を始めるとその違いにびっくりして、最終的にはワンランク志望校を下げるケースがあったり、ギリギリで入学はオススメしにくいので、やはり秋より前にお願いしたいです。
・部活引退も多く、17時30〜や19時の授業にも来られるので、正直少し定員に余裕が出てきます。
・しかし、基礎から勉強したい生徒は、受験までに間に合うかどうかが判断しづらいのと、求めるニーズと私たちが提案するニーズのズレがあるため
なかなかご入室にならないケースもあるので、募集活動はしていません。
定員制にしている理由
私たちは原則教室の定員(キャパに応じた)と学年でばらつきが出ないように定員制をしています。
- 受験をする最終的な高3や中3の人数で面倒を見られる数が決まっているからです。
- 面倒を見られる数=教室長のキャパシティに比例するのですが、大体20人としています。
学校の担任の先生は30人〜40人見られていますが、それは1クラスだけでいいのですが、私たち教室長は全学年の指導をしないといけません。
中3生の指導は、他の学年の2倍労力が必要です。
- 懇談の数も3倍、カリキュラム作成なども沢山あります。
- 中3の問い合わせが夏以降も多く経営面だけを考えれば、全員入室していただくのがいいかもしれません。
しかし、夏以降にたくさん入室していただくと、今通っている生徒(保護者様)に迷惑をかけます。
一人当たりに接する時間も減ってきますし、前から入室している生徒は大体成熟してきて、自立のタイミングになるので、わざと放置している部分もあります。
しかし、懇談とかは丁寧に行うので、物理的な指導の時間が不足します。
他塾で学年定員制が少ない理由
- 教室の定員に余裕があるので、少しでも多くの方に入室していただきたい(経営面)
- 中1・中2が集まらないという問題もあると思います。
- 中3生しかいない塾もあります。
中1・2の月謝は私たちより安いのですが、中3になると急激に高くなる塾さんもあります。
その1年間で、私たちより3年間で高くなる塾さんもあると聞きます。
(私たちの先生一人、生徒二人の個別指導よりも1:3~5や自立で高くなる塾も)
定員を理由に断ることには、罪悪感があります。
他のオーナー様で、頼られたものを断るのはポリシーに反するという方もいらっしゃいます。
その分、プライベートなど自己犠牲をされる方もいらっしゃいますが、私たちは自己犠牲ステージには踏み込まないようにしています。
断られることで、双方いい気持ちにはなりませんが、
お問い合わせいただく方が、内部生の保護者様の気持ちで考えると・・・・
しっかり面倒を見てもらえそうな塾だと考えていただけることを信じております。
高校継続の条件
とりあえず、合格(高校入試)に向けて指導はできます。
三重県の高校入試で出題傾向を踏めば、できる可能性が高いです。
しかし、大事なことは、「高校生活を充実して欲しい」ことです。
高校受験を通じて高校入学後のスタートと長期的に学習習慣をつけて、
将来自分で勉強できる環境を作ることを大切にしています。
そのためには、三重県の高校受験で出題されなくて、高校に入ってから重要な中学生の単元も
しっかり予習・復習理解をする必要があります。
同じ進学高校に進んでも、その後の伸び率が違う生徒
(なぜ分かるかというと、その塾からの問い合わせが多いからです。)
それは私が書いた「高校に入ってからの重要な単元を指導しているか」の差ではないかと考えております。
高校受験をゴールにしているのか、その先の大学受験をゴールにしているのか、私たちみたいに社会に出てからの自立をゴールにしているのかによって変わってきます。
当然高校受験をゴールにしているのであれば、学習量もコンパクトに授業料もコンパクトになると思います。
塾さんによっては、高校受験で指導の終了となり、高校コースがない塾も多いです。
私たちは小・中・高と継続指導できる強みがあります。
高校生指導については、以下に簡単ですが、記述しております。
最後に
まずはメールかお電話をいただき、面談をさせいただくと良いかと思います。
定員締め切り後は高校継続前提となりますが、必ず継続していただく念書は取りません。(取れません?)
私たちも完璧ではないので、高校受験までの指導で信頼を損ねることをしてしまうかもしれません。
その場合は、遠慮なく高校受験で通塾を終了してください。
(高校生になったら、どこかの塾には通っていただきたい)